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雪国対応の太陽光発電パネル

2009年12月19日(土)

このブログの10月18日記事「新潟の大規模太陽光発電所」で、新潟県と昭和シェル石油が設置予定のメガソーラーについて書いた。その中の引用記事中に「降り積もった雪が落ちやすいように表面を工夫し、わずかな光で発電できるパネルを設置」とあった。そしてやはりこのブログの11月26日記事「新潟県と昭和シェルの大規模太陽光発電所」で同メガソーラーについて再度書いた。その中で、メガソーラー設置費が高めなのは、先ほど述べた雪国対応太陽光パネルが原因ではないか、との憶測を書いた。

さて今日の話題はその雪国対応の太陽光発電パネルだ。私の想像では、パネル表面のコーティング等により雪が滑り落ちやすくなる工夫があるのでは、なのだがこれは確証はない。今日ご紹介する記事では、大変安く雪国対応の太陽光発電パネルが設置できるのだ。少し前だが、12月9日付の朝日新聞サイト福島版の記事「脱CO2社会へ:太陽も寒風も」から一部を引用する。

東北、特に日本海側の太陽光発電は雲や雪の影響が懸念されてきた。新エネルギー導入促進協議会によると、2008年度までの住宅への導入数は、都道府県別で秋田の966件、青森の1148件、山形の1951件がワースト3。東北6県平均でも4092件で全国平均の9721件を大きく下回った。

しかし、「雪国でも見劣りしない発電が可能だ」と、豪雪地帯の山形県米沢市で電気工事業を営む鈴木弘さん(75)は力説する。車庫の屋根に出力4キロワット分、計48枚のパネルを取り付け、99年から発電量を記録してきた。

◎全国平均に近く

「米沢では無理だべ」と笑われたが、パネルの上に透明の波板をかぶせるなど雪を滑り落とす工夫をした。10年分の年平均発電量は1キロワット当たり970キロワット時。1千~1100キロワット時とされる全国平均をやや下回る程度を確保できた。

年間平均日照時間で東北の太平洋側は他の地域に見劣りしない。東京の1847時間に対し、仙台市は1843時間とほぼ同じで、八戸市(青森)は1925時間に上る。
...(C)朝日新聞

雪の影響が懸念され、東北地方の太陽光発電システムの導入は全国平均の半分以下だ。しかし東北地方は想像以上に日照時間は長く、仙台市は東京とほぼ同じ、八戸市は東京より日照時間が多い。しかし冬季に晴れていても雪が太陽光パネルの上に乗っていたのでは発電量はゼロだ。

豪雪地帯の山形県米沢市のあるお宅では、太陽光発電パネルの上に透明の波板をかぶせて雪をすべり落とす工夫をしたそうだ。その結果、10年間の年平均発電量は、出力1キロワット当たり970キロワット時。この数字は、全国平均は1000~1100キロワット時なので真ん中をとって1050キロワット時としたときの約92%だ。大変すばらしい発電量といえる。安い波板でこれだけの効果がでるのだから、太陽光発電パネルメーカーは類似の工夫で安い雪国対応パネルを作るべきだ。


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