タイの大規模な太陽光発電所

タイの太陽光発電所

2011年04月06日(水)

タイ王国の太陽光発電については、このブログでは昨年2010年5月26日記事タイに納入された太陽光パネルに書いた。タイ東北部の太陽光発電所向けに京セラが6メガワット分の太陽光パネルを納品した、という話題だった。

その後のタイの太陽光発電事情について調べてみた。タイの日本語情報サイトnewsclip.be の昨年6月28日記事「タイ北部に太陽光発電所 出力7・4メガワット」から一部を引用する。

タイのエンジニアリング会社ガンクン・エンジアリングは6月28日、タイ地方電力公社(PEA)と売電契約を結んだ。タイ北部ペチャブン県に出力7・4メガワットの太陽光発電所を建設し、25年契約でPEAに供給する

第1期開発分(3メガワット)は年内に稼動する予定。投資額は3・6億バーツ。第2期は第1期の完工後に着工する。投資額5億バーツで、年内に新規株式公開(IPO)を実施し、資金調達を図る。

タイ政府は2009年末に9メガワットだった太陽光発電の設備容量を2020年末に707メガワット、2030年末に1107メガワットに引き上げる方針で、テレビ局を中心とするメディア財閥や美容整形病院のオーナーなどタイの他業種から太陽光発電への参入が相次いでいる。また、4月に東北部ナコンラチャシマ県で稼動した出力6メガワットの太陽光発電所には京セラが太陽電池モジュールを供給した。

先の6メガワットとは別に、タイ北部に7.4メガワットの大規模太陽光発電所が建設される、という話題だ。

この記事最後に、タイ政府の方針が書いてある。太陽光発電を、2020年末に707メガワット、2030年末に1107メガワットに引き上げる、という方針だ。タイも他国と同様に太陽光発電に今後は力を入れる方針であることがわかる。

次の話題は、タイのさらに大規模な太陽光発電所だ。シャープのニュースリリース記事タイ王国の太陽光発電所へ薄膜太陽電池を供給によると、世界最大規模と言える73メガワットの太陽光発電所に、シャープは薄膜型太陽電池モジュールと周辺システムを受注した、とのことだ。73メガワット、これは太陽光発電所としては大変大規模だ。この発電所は今年2011年末までに運転開始の予定、とのこと。完成予想図によれば、タイらしく森の中の太陽光発電所だ。

ここで面白いのが、シャープの受注した太陽光モジュールが薄膜型、ということだ。シャープは高性能の結晶型が得意だが薄膜型も手がけつつあり、これはその大量受注、ということだろう。価格競争では薄膜型にならざるを得ないだろう。結晶型よりは変換効率は落ちるが、それは広い面積でカバーすればよいだけ、という発想だろう。想像だが、安い中国メーカーと闘うためかなり無理したかもしれない。

広い設置面積が確保できるときは薄膜型、日本の住宅のように狭い面積で最大の効率を求められたときは結晶型、という方針が一般的になるだろう。


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