札幌ドームはフェンスへ太陽光発電システム設置

フェンスへ太陽光発電システム設置

2011年04月23日(土)

少し前だが、3月1日の毎日新聞サイト記事「札幌ドーム:太陽光発電、きょうから本格稼働 /北海道」から一部を引用する。

札幌ドーム(札幌市豊平区)の太陽光発電が1日から本稼働する。市内最大の太陽光発電で、敷地フェンス計326メートルにわたって設置された。

年約6万キロワット時を発電、ドーム内の空調機に使われ、ドーム全体の消費電力の0・6%を賄う。年間約26トンの二酸化炭素が削減できるという。周辺建物が太陽光を遮らない南側敷地境界線に設置し、羊ケ丘の自然景観に配慮して景色に溶け込む黒っぽい色調にした。
...(C)毎日新聞

札幌ドームに太陽光発電設備が導入された、という話題だ。この記事からは、敷地フェンス326メートルにわたって設置されたこと、年間発電量は約6万キロワット時であること、年間約26トンの二酸化炭素を削減できること、という情報しか得られない。札幌ドームのサイトを見たが、この太陽光発電に関するページは存在しなかった。このテーマは企業イメージアップの良いネタと私は思うのだが。。。

そこでネットを調べたところ、BPネットのケンプラッツの2月14日記事「432枚の太陽光発電パネルを設置、札幌ドーム」を見つけた。ただ内容は、太陽光パネルが432枚であること、このような概観画像が目新しい情報である程度だ。

この太陽光発電システムの大きな特徴は、フェンスに太陽光パネルを設置した、ということが、概観図からよくわかる。雪国なので、屋根の上への設置では除雪を考えなければならないので、除雪の手間を省くためフェンスに設置したものと思われる。もちろんフェンスへ太陽光パネルを設置すると、屋根にある傾斜をつけて設置するより効率は悪くなる。この太陽光発電システムの出力はわからない。年間約6万キロワット時の発電量とのことなので、通常の屋根などへの設置なら出力60キロワット程度のはずだが、フェンスへ垂直の設置で効率は悪いので、本来なら出力70~80キロワットの出力のはずがこのような数値となっているのではないか、と予想される。

画像からは太陽光パネルは通常のサイズのように思われる。もしこの太陽光パネルがシリコン結晶型なら1枚当たりの出力は0.2キロワットであり、このシステムは計432枚とのことなので、掛け算をすると出力は約86キロワットとなる。だいたい計算は合っていたようで、本来の平面への設置なら約80数キロワットの出力のシステムだがフェンスへ垂直の設置としたため60キロワット程度の出力しか得られない、ということだろう。とはいえ、積雪を考えると安上がりに太陽光発電システムを設置するにはこのようにフェンスへの設置も一つの解ではあるだろう。


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