太陽光発電とリチウムイオン電池の独立電源装置の実証実験

太陽光発電とリチウムイオン電池の独立電源装置

2011年05月21日(土)

神戸新聞サイトの5月20日記事”太陽光発電で「独立型電源」 兵庫で実験開始”から。

兵庫県立工業技術センター(神戸市須磨区)は19日までに、太陽電池パネルとリチウムイオン電池を組み合わせ、災害による停電時などに電気を供給する「独立型電源」の実証実験を始めた。将来は南あわじ市の離島、沼島に装置を設けて実験を進め、自然エネルギーの自給システム構築を目指す。
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独立型電源は、太陽光で発電した電気をリチウムイオン電池に蓄える仕組み。従来の電源からも充電できる。家電メーカーが既に製品化し、東日本大震災の避難所に簡易型を寄贈するなど、関心を集めている。

同センターの装置は、充電器などを手がける「テクノコアインターナショナル」(尼崎市)が実用化した独自の充電方式を採用。これまで難しかった電池容量最大限までの急速充電が可能になるという。

センター屋上に1キロワットの太陽電池パネルを据え付け、蓄電能力4キロワット時のリチウムイオン電池とつないだ。快晴なら1日の蓄電で100ワットの電球を25時間ともすことができるという。現在、効率よい蓄電方法や電池の性能などを検証している。

沼島では、未来島構想に絡んで、漁船をエンジンとモーターで動かすハイブリッド化が検討されており、将来は独立電源装置を島内に設置し、漁船の充電に活用する計画。...(C)神戸新聞

このたびの東日本大震災で脚光を浴びている、太陽光発電とリチウムイオン電池による独立電源の話題だ。災害などの停電時に電気を供給できるため、工業用の大型から個人用の小型までさまざまなタイプが話題になっている。今日の話題は、小型の方に属する装置だ。

太陽光パネルは、出力1キロワット。リチウムイオン蓄電池の能力は4キロワット時。この組み合わせで、快晴時の1日の蓄電で100ワット電球を25時間点灯できる、とのことだ。ということは、快晴1日の蓄電で約2.5キロワット時の充電ができたことになる。う~~ん、せっかくリチウムイオン蓄電池の容量は4キロワット時なのだから、もう少しアップしたい。このシステムは実証実験なので、その当たりも含めて実験しているだろう。

引用記事の最後に、漁船をエンジンとモーターで動かすハイブリッド化について書かれている。将来は、前記の独立電源装置を漁船の充電に活用する計画とか。類似の例は、このブログの3月30日記事「漁船と太陽光発電実験」で書いた。こちらは長崎県の事例だが、漁船のエンジンがハイブリッドではなくモーターのみの点を除けばほとんど同一例だ。この2つの事例から、今後は漁船も環境にやさしくなることが予想される。


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