太陽光を利用した温まる椅子が被災地に寄贈

太陽光を利用した温まる椅子

2011年05月16日(月)

太陽光発電を利用した温まる椅子の話題だ。毎日新聞サイトの阪神版5月12日記事「東日本大震災:温熱椅子と太陽光発電機材、岩手に 21日、尼崎の2企業 /兵庫」から一部を引用する。

◇「安全だから安心」

尼崎市の2企業が協力し、電気で温まる椅子と太陽光発電の機材を、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町の避難所に提供する。社長らが21日、現地に出発する。

提供する椅子は、「関西工事」(尼崎市東初島町)の「温芯浴ミニ悦」。木製で高さは46センチあり、36センチ四方の腰を掛ける部分には、炭素繊維のヒーターと保温に優れた平らな石約20個を敷き詰めている。電源を入れると、5~10分で温かくなる。

同社の久木元悦子社長(59)が、避難所の体育館の床でじっとしている被災者をテレビで見て、製品を届けることを思いついた。電源確保の問題を解決するため、太陽光発電機を販売する「みつば電気」(同市西難波町3)の役員、岡本光代さん(39)に相談し、セットで被災地に送る計画を立てた。

椅子の消費電力は8ワットで、今回提供するのは3台。太陽光発電機は快晴の下で1~2時間充電すれば、椅子がほぼ1日中使用できるという。
...(C)毎日新聞

兵庫県尼崎市の2企業のコラボ製品で、今回の東日本大震災の被災地に3セット贈るそうだ。

温まる椅子は木製で、腰をかける36センチ四方部分には炭素繊維のヒーターと、保温用の平らな石20個が敷き詰められている。ヒーターだけでなく、保温用に石を敷き詰めるアイデアが面白い。電源を入れると5~10分で温かくなるそうなので、予想よりは温まるのが早い。この椅子の部分を開発したのは尼崎市の関西工事という会社だが、このホームページを見てもこの話題は書かれていない。企業イメージアップの良いちゃんすなのに残念だ。

太陽光発電を利用した電源部分はやはり尼崎市のみつば電気という会社。このホームページにもこの話題は載っていない。

この太陽光発電の電源部分については、記事にはほとんど詳細情報は書かれていない。この会社のホームページを探すと、ポータブル太陽光発電機 ピカッとくんという製品ではないかと思われる。この製品なら、130ワット出力の太陽光パネル、130ワットのインバーター、バッテリーを装備した製品だ。この製品は車輪が付いており、任意の場所で任意の方向へ太陽光パネルを向けて使用できる。

引用記事によれば、快晴の元で1~2時間充電すれば、椅子をほぼ1日中利用できる、とのことだ。ということは、ヒーターの電力使用量はかなり少ないと思われる。事実、記事によればヒーターは8ワットだ。ホットカーペットを思い浮かべれば、8ワットというヒーターの出力がかなり小さいことが理解できる。その小出力で温まるため、熱容量の高い石を椅子に敷き詰める、といううまい戦略を採用した製品と言えよう。


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