岐阜県の公園に太陽光発電システム設置

岐阜県の太陽光発電

2010年05月21日(金)

朝日新聞サイト岐阜版の5月20日記事”「太陽光+燃料電池」身近に”から一部を引用する。

◆(岐阜)県、公共施設へ導入

(岐阜)県は、自然を利用した次世代エネルギーを身近に感じてもらおうと、公共施設への導入を進めている。可児市の花フェスタ記念公園では、太陽光発電と燃料電池を組みあわせたシステムが完成し、19日に記念式典があった。6月以降は、東海北陸道ひるがの高原SAなどへも導入する予定で、県は、次世代エネルギー関連の企業誘致にも結びつけたい考えだ。

同公園には、バラの庭園回廊の屋根に容量10キロワットの太陽電池パネルが置かれ、出力1・5キロワットの燃料電池も備え付けられた。施設内のLEDを使った照明や、県が購入した三菱自動車製の電気自動車の充電器に電力を供給する。

燃料電池から出る廃熱は、すぐ隣にある「足湯」で使われる。これらの設備にかかった費用は約1億円という。
 式典に出席した古田肇知事は「次世代エネルギーの魅力を県をあげて高めたい。整備した施設をめぐる環境観光も盛り上げたい」と述べた。
...(C)朝日新聞

岐阜県が太陽光発電や燃料電池などの次世代エネルギーを公共施設に積極的に導入している話題だ。

可児市の公園では、太陽光発電と燃料電池を組みあわせたシステムが完成した。この公園の太陽光発電システムは想像より規模が大きい。バラ庭園回廊の屋根に太陽光発電パネルを設置し、その出力は10キロワットだ。さらに、出力はそれほど大きくは無いが1.5キロワットの燃料電池も設置された。これらの電力は施設内のLED照明や電気自動車の充電に使用される、とのことだ。LED照明は使用電力が少ないので、おそらく発生電力は売電に回されるだろう。なお燃料電池の廃熱は足湯に利用されている。

これらの費用は1億円に及ぶそうだ。これは少々考えさせられる。というのも、岐阜県は太陽光発電設置補助金が遅れている県だからだ。このブログの2月21日記事「岐阜県の太陽光発電設置補助金」で書いたとおり、岐阜県には県レベルの太陽光発電設置補助金が無い。そして県内市町村で設置補助金のあるのは3市町村に過ぎない。今もその状況に変わりは無い。では岐阜県は太陽光発電に適さない場所なのか、というとそうではない。県の岐阜県の新エネルギー導入の取り組み 【調査研究】によれば、

「太陽光発電」 ・・・平年日照時間(県庁所在地)が全国第4位

と、太陽光発電には大変適した場所なのだ。今回の公園の整備にかかった費用1億円を太陽光発電設置補助金に回せば、太陽光発電の導入は急速に進んだはずだ。公園に太陽光発電の設備を作ったところで、それが家庭への実際の導入に結びつく可能性はほとんどゼロだ。しかし設置補助金があれば導入の進むことは、様々な事例で証明済みだ。もしこの1億円が太陽光発電設置補助金なら、県レベルとしては太陽光発電設置補助金予算の多い県となることができたのに。


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