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奥秩父の山小屋の太陽光発電

2010年01月06日(水)

奥秩父の甲武信岳山頂直下の埼玉側にある山小屋の太陽光発電の話題だ。東京新聞サイト1月4日記事「奥秩父、太陽光発電の山小屋 自然の恵みで快適生活」から。

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山頂直下、埼玉側にある甲武信小屋は、埼玉で一番高い場所にある宿泊施設。電気は引かれていないが、太陽光発電が稼働を始めて十六周年を迎えた。

小屋を経営する山中徳治さん(60)は「自然の真っただ中で、自然エネルギーを使わない手はない」と導入の動機を話す。登山者が小屋に入って目にするのは蛍光灯の照明、食堂には大画面液晶テレビ。調理場には電子レンジも備わっている。
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照明はディーゼル発電で、暗くなったら点灯、夜八時に消灯という生活を十年続けた。

「やはり自然エネルギーだ」と、当時、普及が始まったばかりの太陽光発電に着目したのは九四年。二ボルト発電の太陽光発電パネル六枚を自費で設置した。業務用バッテリーに蓄電、インバーターで直流を交流にし、蛍光灯や家電の電源とした。

二〇〇七年には、環境省の補助を受けて水洗トイレが実現。トイレにも電気が必要なため、二ボルト発電のパネル十二枚を増設し、フルパワーで二・四キロワットの発電に倍増。「普通の消費では十分すぎる発電量」となった。

発電パネルは小屋の北側に、南向きに設置され、風力やディーゼル発電のように音は出ない。ヘリコプターの荷上げで、毎年五本上げていた石油ドラム缶(一本二百リットル入り)の空輸もなくなった。「小屋の情緒を出すため、石油ランプを使うが、燃料消費は少ない」と言う。
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「太陽光発電は、クリーンだし、パネルの寿命も長い。メンテナンスも楽で申し分のないものだ」と山中さんは笑う。
...(C)東京新聞

この山小屋に電力会社の電気は引かれていないが、太陽光発電を利用し始めてからもう16年になるそうだ。現在の設備は、2ボルト発電の太陽光パネル12枚で、最大出力2.4キロワットだ。山小屋としては充分過ぎる出力だ。そして業務用バッテリーも完備し、充電して夜間利用も可としている。

この太陽光発電システムが設置されるまでは、200リットル入りの石油ドラム缶を毎年5本、ヘリコプターで空輸していたそうだ。年間1キロリットルの石油と空輸ヘリコプターの二酸化炭素の排出をセーブできた、ということになる。

全国の山小屋への太陽光発電設置は進んでいるのだろうか。これは国が補助金を出すべきだろう。


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