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佐賀県玄海町で原発シンポジウム

2009年11月24日(火)

佐賀県の話題。佐賀新聞サイト11月23日記事「「太陽光発電など普及で原発脱却」 玄海町でシンポ」から引用する。

原子力発電やエネルギー問題を考えるシンポジウム「プルサーマル(原発)と私たちのくらし」が22日、東松浦郡玄海町の町民会館であった。原発問題の専門家・吉井英勝衆院議員(共産)が講演し「太陽光発電など再生可能エネルギーを爆発的に普及させることで、原発脱却の道が開ける」と訴えた。

吉井議員は、電源開発促進税が約3500億円ある現状を踏まえ「全額を太陽光発電普及に充てれば、10年後には柏崎刈羽原発相当分の電力をまかなえる」と指摘。原発に頼らないエネルギー政策の在り方を示した。

プルサーマルについては、燃料製造が割高になることやプルトニウムの含有率が諸外国より高いことなどを理由に「やっかいな問題」と説明。温暖化対策を理由に原発増設を進める政府の方針について「再処理問題が解決しない中で矛盾している」と述べた。

玄海原発対策住民会議など4団体が主催。集まった約150人はメモを取るなど熱心に聞き入っていた。 (C)佐賀新聞

佐賀県の原子力発電所といえば、プルサーマル発電で話題の玄海原発だ。その玄海町で原子力発電・エネルギー問題のシンポジウムがあった、というニュースだ。講演は共産党の吉井英勝衆院議員。吉井氏の論の骨子は次のとおりだ。
(1)太陽光発電など再生可能エネルギーを普及させれば原子力発電から脱却可能。
(2)その根拠として、電源開発促進税3500億円の全額を太陽光発電普及に充てれば10年後には柏崎刈羽原発相当分の電力をまかなえる。
(3)プルサーマルには割高であることとプルトニウム含有量の高いことが問題。
(4)温暖化対策を理由に原発増設を進める政府の方針は、再処理問題が解決しない中で矛盾している。

さすがに原発問題専門家の吉井氏だけあって、論が整然としている。ただ(4)については若干異論がある。この吉井氏の論からは、「再処理問題が解決すれば原発の増設OK」と受け取れてしまう。私の立場としては、原子力発電は温暖化対策からは推進すべきかもしれないが環境汚染の立場から一切NO、である。

さてこの講演は共産党の議員なので、共産党の「しんぶん赤旗」がどのように報じているのか、探してみた。「しんぶん赤旗」の11月23日記事「世界は脱プルサーマル “原発に頼らず地域活性化を” 玄海町でシンポ 吉井議員が報告」によると、次のとおりだ。

佐賀県玄海町にある九電玄海原発3号機で日本初のプルサーマル発電が始動したことを受けて、「プルサーマル(原発)と私たちのくらし」と題したシンポジウム(主催・実行委員会)が22日、同町玄海町民会館で開かれました。隣の長崎県佐世保市など佐賀県内外から150人が熱心に耳を傾けました。


日本共産党の吉井英勝衆院議員が基調報告しました。総選挙で自公政治ノーと国民が審判を下して誕生した鳩山新政権が原子力政策では旧政権と変わらない原発推進の立場だと参加者に注意を喚起。世界の脱原発、脱プルサーマルの流れのなかで、日本政府の特異なプルトニウム利用政策が高速増殖炉もんじゅの事故などでいきづまっているとし、プルサーマル凍結の緊急性を強調しました。

また、太陽光発電など再生可能エネルギーの爆発的普及に力を注いで原発に頼らないエネルギー政策で、地域活性化と地元雇用を生み出す政策への転換を提案しました。

吉井議員もパネリストとなったシンポでは、3氏が発言しました。プロダイバーは、原発の原子炉を冷却した温排水が玄界灘に流されて海の生態系が変化していると報告。沖縄などでみられるニセクロナマコや熱帯魚が原発周辺に生息し始めていることに警告を発しました。

玄海町で木工業を営みながら、原発反対の運動を続ける男性は、「新政権になって原子力政策が変わると期待したが、がっかりした。吉井さんのいうように、原発に頼らず太陽光発電などに、政策のかじを切ってほしい」と発言しました。(C)しんぶん赤旗

しんぶん赤旗のみに書いてある情報は、原発の温排水による海の生態系の変化についてだ。沖縄に見られる魚などが原発周辺に生息し始めている、とのこと。

同じことを報じた複数の新聞を比較することは楽しい。私は2つの記事を比較して、短い字数で的確に報じた佐賀新聞の勝ち、記者の技量も上、と感じたが、皆様は如何思われただろうか。


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