九州の都市ガス会社が太陽光発電ビジネスに参入

都市ガス会社が太陽光発電ビジネス

2012年03月05日(月)

西日本新聞サイトの3月1日記事「西部ガスがメガソーラー 九州3ヵ所 業界初参入へ」から一部を引用する。

地場都市ガス最大手の西部ガス(福岡市)は29日、メガソーラー(出力千キロワット以上の大規模太陽光発電所)事業に参入すると発表した。北九州市若松区と福岡県大牟田市、長崎市の自社遊休地に4月以降、太陽光パネル設備を同時期に着工、7月1日に運転開始する予定。出力は合計3千キロワット。都市ガス業界で同事業参入を決めたのは全国初で、発電設備の増強や太陽光以外の再生可能エネルギー発電の参入も検討する。
...
出力は北九州市で1500キロワット、大牟田市で千キロワット、長崎市で500キロワット。いずれも西部ガスと同子会社の都市ガス工場敷地内の遊休地に太陽光パネルを置く。一般家庭計800-900世帯をまかなう規模。
...
発電した電気は九州電力に売る。政府は買い取り価格をまだ決めていないが、敷地がいずれも造成済みで送電線も近いため、低コストで事業化できるとみている。

2013年度以降は、他社用地でもメガソーラーを建設。北九州市と長崎市の工場は14年秋以降に廃止・設備縮小を予定しているため、太陽光パネル増強も検討する。

会見した西部ガスの川原道憲取締役は「競争激化で、早くしないと(事業開始が)順番待ちになるため、早期参入を決断した」と語った。同社は都市ガスで熱と電気をつくる設備を販売しているが、本格的な電力事業は行っていなかった。(C)西日本新聞

都市ガス大手の西部ガス(福岡市)が太陽光発電ビジネスに参入した。同社は地場都市ガス会社としては最大手、とのこと。都市ガス業界で太陽光発電ビジネスに参入したのは同社が初めてだ。

西部ガスのメガソーラー建設予定地 (C)西日本新聞

同社の建設するメガソーラーは3箇所で、合計出力は3000キロワット、つまり3メガワットだ。場所は左図のとおりで、北九州市に1500キロワット、大牟田市に1000キロワット、長崎市に500キロワット、となっている。各々の土地は、同社または子会社の工場敷地内のの遊休地だ。

太陽光発電ビジネスでは土地をできるだけ安く取得することが重要だが、この場合は敷地が既に造成済みなので取得・整備費は不要。かつ、送電線も近いためそのコストも安くできるため、全体として低コストで事業化可、との判断だ。なお来年度以降は、さらに太陽光パネルを増強して出力アップをはかるようだ。

このように、太陽光発電とはほとんど無縁だった会社が同発電ビジネスに参入する話題は今後も続くだろう。ただ、引用記事最後にあるとおり、競争は既に激化している模様だ。



QLOOK ANALYTICS