伊予市の築78年の小学校の校舎改修で12キロワットの太陽光発電設置

伊予市の築78年小学校の校舎改修

2010年03月26日(金)

今日は愛媛県伊予市の話題。読売新聞サイト愛媛版3月20日記事「木造校舎エコ改修 県内最古築78年伊予・翠小」から。

伊予市立翠小学校の県内最古の木造校舎で行われていた改修工事が完了し、校舎が一般公開された。改修は環境省のモデル事業に指定されて行われ、ぬくもりを感じさせる木造校舎の雰囲気を残しながら、太陽光発電パネルを設けたり、天窓から日光を取り入れたりと環境に配慮。1年間、教室内の温度や照度を測定して効果を調べることになっており、訪れた市民たちは、様々に工夫を凝らして生まれ変わった校舎に見入っていた。

同小の2階建て校舎は、1932年に建てられ、解放的な廊下や効率的に配された教室など、文化財としての価値が見直される一方、耐震性などが課題となり、昨年3月から改修工事が行われていた。

改装された校舎は、同小の象徴となっている赤い屋根を残しながら、渡り廊下などの屋根に出力12キロ・ワットの太陽光パネルを設置。廊下の床下には、吸音や断熱の効果があるという新聞紙を再利用した繊維を敷き詰め、各教室にはおがくずを固めた「木質ペレット」を燃料に使うストーブを置いた。

薄暗かった階段付近には、天窓から日光が降り注ぐようにする一方、特殊加工で太陽熱を通しにくくしたガラスを使った窓を設け、室温を抑えられるようにした。

改修は、校舎を身近な環境教育の教材として活用する環境省の「学校エコ改修と環境教育事業」のモデル校として行われ、約4億3000万円の事業費のうち、半分を国が負担。木造校舎の良さを損なわずに二酸化炭素排出量が削減されるよう、設計士や環境NPO関係者、地元住民が勉強会を重ねて計画を練った。
...(C)読売新聞

伊予市の築78年の古い小学校校舎の改修の話題だ。伊予市立翠小学校の木造校舎の改修工事が完了し一般公開された。その木造校舎は二階建て。文化財としての価値はあるものの耐震性が問題となり改修工事を行っていた。

改修の特徴は、先ず太陽光発電。渡り廊下の屋根などに出力12キロワットの太陽光発電設備を設置した、とのことだ。出力12キロワットとは、一般家庭の3軒分程度だからそれほど大出力ではない。昨日話題の新潟県の小学校の太陽光発電システムは出力30キロワットだがそれは新築。今回は改修なので大出力の太陽光発電システムは設置できなかったのか。

他の特徴は、廊下の床下に吸音や断熱の効果があるという新聞紙を再利用した繊維を敷き詰めたこと、また、各教室にはおがくずを固めた「木質ペレット」を燃料に使うストーブを置いたことだ。また、太陽熱を通しにくくししたガラスを使用した天窓を設置。南国伊予市ならでは、だろう。

なお同小学校では、樹木医の尾花吉光さん・慎太郎さんを呼んで第18回環境授業が3月17日に開催されたそうだ。

なお伊予市では太陽光発電設置補助金の制度もある。伊予市太陽光発電設置補助金によれば、個人の場合は1キロワット当たり7万円、上限28万円の補助が受けられる。もちろん国の補助金との併用は可能だ。また事業所向けには、10キロワット以上の場合100万円の補助が受けられる。この補助額は市町村レベルでは高額だ。伊予市の環境に対する意識の高さがわかる。


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