福井県に工事事務所向けの太陽光発電システムのリース会社設立

工事事務所に太陽光発電システムのリース

2011年04月25日(月)

今日は福井県の話題。福井新聞サイトの4月21日記事「(福井)県内初、太陽光発電装置をリース」から一部を引用する。

太陽光発電システム施工などのプロス(本社福井市御幸4丁目、玉村英徳社長)はこのほど、同システムのリース事業に参入、第1号として同市内の工事現場事務所に貸し出した。同社によるとシステムのリースは県内初。システムは高価なためリースなら購入に比べ安く済むメリットもあり、...

公共工事の減少などで建設業の不況が続く中、同市内の土木、電気工事業の3社が合同出資し昨年4月にプロスを設立。同9月には昭和シェル石油の子会社、ソーラーフロンティアと販売代理店契約を結び、自然エネルギー分野に参入した。

リースの主な対象は工事現場の事務所。近年の公共工事では、環境対策など価格以外の要素を総合的に評価して落札者を決めるケースが多く、同社は「現場事務所は工期中に設けるだけの建物で、高価な太陽光発電システムの購入は難しい。リースならコストは安いし、公共工事の総合評価方式でも有利になる。業者のイメージアップにもつながる」と話す。

昨年12月には、福井市黒丸町の日野川浄化センター内で電機設備工事を請け負っている業者に初めて、現場事務所用として貸し出した。12枚のパネルを組み合わせた大きさは、縦約2・5メートル、横約3・8メートル。発電能力は約1キロワット。事務所は平屋建て約50平方メートルで、12本の蛍光灯とパソコン用の電気を補っているという。
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リース期間は半年以上で、12枚パネル1セットで1カ月4万円から。...(C)福井新聞

工事現場の事務所用に太陽光発電システム一式をリースする会社が福井に設立された、という話題だ。工事現場事務所に太陽光発電システムを導入した話題は、少し古いがこのブログの2009年10月22日記事「山梨の工事事務所の太陽光発電システム」で書いた。ただ、このような工事事務所への太陽光発電システム設置はあまり聞かない。それは、今回の引用記事にあるように「現場事務所は工期中に設けるだけの建物で、高価な太陽光発電システムの購入は難しい」からだ。それならリースならビジネスチャンスはある、と考えたのが今日話題の福井市のプロスという会社だ。

同社はソーラーフロンティアの販売代理店。ソーラーフロンティアといえば、このブログでちょっと前に「CIS太陽電池の世界最大級工場」で話題にしたばかりだ。早速、工事現場の事務所に設置した。

太陽光パネルは12枚で、設置サイズは2.5m×3.8m。太陽光発電の出力は1キロワットと、大きくは無い。その電力で、照明とパソコンの電力を賄うそうだ。画像のとおり、事務所はかなり小さいので、このサイズで充分なのだろう。

設置サイズから太陽光パネルの設置面積を計算すると、9.5平方メートル。12枚なので、1枚の面積は約0.8平方メートルとなる。これは、一般の屋根に載せる太陽光パネルの平均的サイズよりは小さい。なおこの面積があればシリコン結晶型太陽光パネルなら約1.27キロワットの出力となるはずだ。それがこのシステムでは約1キロワットということは、やはりこの太陽光パネル(ソーラーフロンティアのCIS型太陽光パネル)の効率が若干低いということだ。逆にその分、価格は安いはずだし、工事事務所前に設置するのだから設置面積の制約は無いので、安いというメリットは大きいだろう。

ちなみにリース料は、「12枚パネル1セットで1カ月4万円から」とのことだ。1年で48万円となる。出力1キロワットなら、1年ちょっとで当初から太陽光発電システム設置とほぼ同じ価格になる。ということは、やはり半年などの短期のリースが有利のシステムだろう。


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