埼玉県 | 燦燦太陽光発電.エコ

カテゴリー:埼玉県

川越市の太陽光発電設置補助金

2011年09月07日(水)

埼玉県川越市の話題。読売新聞サイト埼玉版9月1日記事「川越市が太陽光発電補助2625万円追加へ」から一部を引用する。

住宅用太陽光発電システムの設置に補助金を交付している川越市で、住民からの補助金申請が急増している。同市は「原発事故の影響などで市民のエコ意識が高まった」と分析。9月1日開会の市議会定例会に、追加の補助金2625万円を盛り込んだ補正予算案を提出する。

同市は1997年、全国2例目となる住宅用太陽光発電への補助金制度を導入し、これまでに計2010件の交付を行った。地球温暖化の原因となる二酸化炭素の削減効果は累計で2521トンに及ぶという。

今年度は300件の補助を想定し、当初予算で2625万円を確保。だが、5月末までに300件近い補助申請が集まった。市は今後さらに申請が増えると見て、補正予算に追加の補助金分を盛り込むことにした。補助は2キロ・ワット以上のシステムを自宅に設置する住民が対象。工事費を1キロ・ワット当たり2万5000円、5キロ・ワット12万5000円まで市が補助する。(C)読売新聞

川越市は今年度当初予算に、太陽光発電設置補助金、約300件として2625万円の予算を計上した。しかし市のホームページ「平成23年度住宅用太陽光発電システム設置事業補助金のご案内」によれば、5月27日に予算枠に達してしまった。

そこで追加の補正予算として、当初予算と同じ、約300件分、2625万円の案を議会に提出する、とのことだ。

引用記事によれば、同市は1997年に全国で2例目となる太陽光発電設置補助金制度の導入とのこと。もう14年も前から太陽光発電の普及に熱心だった市、ということになる。当時の設置費用はどれくらい高価なものだったのだろうか。

一方、上記の市ホームページによれば、昨年度の同市の補助金対象システムを調査したところ、平均出力3.61キロワット、平均設置費用は1キロワットあたり約54万円とのことだ。一般家庭の太陽光発電の出力は当初は3キロワットが多かったが今は4キロワットが主流だ。なので、昨年度平均が3.61キロワットは妥当な数字だ。また1キロワット当たりの設置費用が昨年度は54万円という数字を見て、この数年で急速に価格が下がっている感が証明されたように思う。

ちなみに同市の補助金額は、1キロワットあたり2万5千円、上限は5キロワット、即ち12万5千円だ。この数字はそれほど高くはないが、市町村レベルとしてはいまの平均金額だろう。

NHK放送局の大規模太陽光発電

2011年06月07日(火)

6月6日付けの朝日新聞サイト日刊工業新聞記事「NHK、ラジオ放送所に太陽光発電」から。

NHK 省エネルギー対策として菖蒲久喜ラジオ放送所(埼玉県久喜市)に大規模太陽光発電所(メガソーラー)を導入する。11年度から2年間で約18億円を投じ、出力2000キロワット級のシステムを整備する計画。日中時など最大発電時には放送所のすべての電力をまかなえるという。計画では太陽光発電パネル約1万枚、設置面積約1万5000平方メートル分を設置する。11年度中に1000キロワット分の整備を完了させる。ラジオ2波の送信に加え、施設の照明や空調などの電力もまかなう。(C)日刊工業新聞

いつも思うのだが、日刊工業新聞の記事はコンパクトに良くまとまっている。今日の記事もそう。冗長な朝日新聞とは比べ物にならない。

さて今日はNHKの太陽光発電に関する話題だ。このブログでは1年半ほど前にNHKの太陽光発電について話題にしたことがある。2009年11月15日記事の「NHK放送センターの太陽光発電システム」だ。その記事によれば、NHKは全国の放送局に2013年度までに年間発電量合計67万キロワット時の太陽光発電設備を設置する予定、とあった。年間発電量67万キロワット時は、出力は約670キロワット程度だ。この計画は2009年度のものだ。

ところが今日の記事によれば、埼玉県久喜市のラジオ放送所に設置される太陽光発電の規模はそれとは別格で、メガソーラーの規模だ。出力はなんと、2000キロワット、つまり2メガワットだ。

その出力に要する太陽光パネルは約1万枚とのこと。出力は2000キロワットだから、割り算をすると、太陽光パネル1枚当たりの出力は0.2キロワットとなる。そしてその太陽光パネルの設置面積合計は約1万5000平方メートルとのことなので、1枚の面積は1.5平方メートルとなる。太陽光パネル1枚の出力も面積も極めて順当な数字なので、標準的な単結晶型太陽電池による太陽光パネルといえよう。

そしてこのメガソーラー設置のための費用は約18億円とのこと。出力は2000キロワットだから割り算をすると、出力1キロワット当たりの設置費用は90万円となる。これは少々高いが、放送に使用するため蓄電装置なども含むのかもしれない。

宮代町の太陽光発電補助金は町内で買い物

2010年03月08日(月)

埼玉県宮代町の話題だ。東京新聞サイト埼玉版の3月1日記事「町内での買い物に補助 宮代町4月から 太陽光発電設置で」から一部を引用する。

自宅に太陽光発電システムを新設する住民は、地元で五万分円まで“無料”の買い物ができます-。宮代町はそんな制度を四月に創設すると発表した。町が設置費用に直接補助金を出すのではなく、設置者の町内での買い物代に補助金を出すことで、地球温暖化問題への取り組みと地域振興を同時に進めようというユニークな試みだ。

町によると、制度の利用者は、太陽光発電システムの新設を町に申請した後、工事完了までの間に町内で買い物をする。工事完了の届け出と同時に買い物の領収書などを町に提出すると、買い物代のうち五万円までを町が現金支給する。

対象は町民で、買い物先は町内の事業所であれば基本的に認められるが、公共料金など一部の支払いは対象外という。

町は「買い物先を町内に限定することで、地域の活性化になれば。環境への取り組みを地域振興にもつなげたい」と期待を込める。

受け付け開始は四月一日の予定。町は六十件分の利用者を見込み、新年度予算案には約三百万円を盛り込んだ。(C)東京新聞

通常の太陽光発電設置補助金とは形態の異なる補助金を宮代町は発案した。太陽光発電を設置する住民は、申請後工事完了までの期間に町内で買い物をした金額のうち5万円を町から貰える、という制度だ。

現在の市町村レベルの太陽光設置補助金の金額としては、1キロワット当たりではなく、1件あたり5万円は少ない補助額だ。しかしその補助金をお金として受け取るのではなく、町内での買い物に使わなければならないことが大きな特徴だ。予算総額は大変少なく300万円、ということは、1件5万円なので60件の補助を想定しているのだろう。しかしその300万円がすべて町内のお店に流れる、ということになる。300万円では地域の活性化には繋がらないだろうが、やらないよりはやったほうが良い。もう少し予算を増額すれば、太陽光発電システムの設置推進と地域の活性化の両方が実現できるすばらしい政策だ。他の市町村でも実施してもらいたい。

埼玉県の2010年度の太陽光発電設置補助金

2010年02月24日(水)

このブログの昨年12月8日記事「埼玉県の太陽光補助金は申請多数で終了」で書いたが、埼玉県の2009年度の太陽光設置補助金は次の内容だった。

・既存住宅(戸建住宅)
  1キロワット当たり6万円。上限3.5キロワット(21万円)。
・新築住宅(戸建住宅)
  1キロワット当たり3万円。上限3.5キロワット(10.5万円)。

そして予算総額は11億円と、県レベルの太陽光発電設置補助金の予算としてはトップクラスの金額だった。

さて、この埼玉県の太陽光設置補助金は2010年度はどうなるのだろうか。少し前だが2月5日付のNIKKEI NETサイト記事「埼玉県、太陽光発電の助成継続 10年度予算案に8億円」から一部を引用する。

埼玉県が2009年度に始めた住宅向け太陽光発電システムの設置に対する補助金制度を10年度も継続することが4日、明らかとなった。10年度予算案に8億円超を計上する方針。景気低迷で県税収入が減少するため、助成額は1キロワット当たり1万円減らすが、申請受付件数は09年度並みを維持する。太陽光発電による電力の新しい買い取り制度との相乗効果を見込んでいる。

10年度は既存住宅に太陽光発電システムを設置する場合に1キロワット当たり5万円、新築の場合は2万円をそれぞれ補助する。いずれも09年度に比べ1万円の減額となる。

補助上限の3.5キロワットは変えない予定。その場合、最大助成額はいずれも3万5000円下がり既存で17万5000円、新築で7万円になる。 (C)NIKKEI NET

残念ながら減額だ。予算総額は11億円から8億円に減っている。景気低迷で県税収入が減少するため、補助件数を前年度並みとするよう補助金額を減らしたようだ。前記と同じ形式でまとめると、2010年度の太陽光発電設置補助金は次のとおりだ。

・既存住宅(戸建住宅)
  1キロワット当たり5万円。上限3.5キロワット(17.5万円)。
・新築住宅(戸建住宅)
  1キロワット当たり2万円。上限3.5キロワット(7万円)。

2009年度は新築住宅は既存住宅の半分の補助額だったが、2010年度は4割となってしまう。新築住宅への補助額が少ないように思う。

奥秩父の山小屋の太陽光発電

2010年01月06日(水)

奥秩父の甲武信岳山頂直下の埼玉側にある山小屋の太陽光発電の話題だ。東京新聞サイト1月4日記事「奥秩父、太陽光発電の山小屋 自然の恵みで快適生活」から。

...
山頂直下、埼玉側にある甲武信小屋は、埼玉で一番高い場所にある宿泊施設。電気は引かれていないが、太陽光発電が稼働を始めて十六周年を迎えた。

小屋を経営する山中徳治さん(60)は「自然の真っただ中で、自然エネルギーを使わない手はない」と導入の動機を話す。登山者が小屋に入って目にするのは蛍光灯の照明、食堂には大画面液晶テレビ。調理場には電子レンジも備わっている。
...
照明はディーゼル発電で、暗くなったら点灯、夜八時に消灯という生活を十年続けた。

「やはり自然エネルギーだ」と、当時、普及が始まったばかりの太陽光発電に着目したのは九四年。二ボルト発電の太陽光発電パネル六枚を自費で設置した。業務用バッテリーに蓄電、インバーターで直流を交流にし、蛍光灯や家電の電源とした。

二〇〇七年には、環境省の補助を受けて水洗トイレが実現。トイレにも電気が必要なため、二ボルト発電のパネル十二枚を増設し、フルパワーで二・四キロワットの発電に倍増。「普通の消費では十分すぎる発電量」となった。

発電パネルは小屋の北側に、南向きに設置され、風力やディーゼル発電のように音は出ない。ヘリコプターの荷上げで、毎年五本上げていた石油ドラム缶(一本二百リットル入り)の空輸もなくなった。「小屋の情緒を出すため、石油ランプを使うが、燃料消費は少ない」と言う。
...
「太陽光発電は、クリーンだし、パネルの寿命も長い。メンテナンスも楽で申し分のないものだ」と山中さんは笑う。
...(C)東京新聞

この山小屋に電力会社の電気は引かれていないが、太陽光発電を利用し始めてからもう16年になるそうだ。現在の設備は、2ボルト発電の太陽光パネル12枚で、最大出力2.4キロワットだ。山小屋としては充分過ぎる出力だ。そして業務用バッテリーも完備し、充電して夜間利用も可としている。

この太陽光発電システムが設置されるまでは、200リットル入りの石油ドラム缶を毎年5本、ヘリコプターで空輸していたそうだ。年間1キロリットルの石油と空輸ヘリコプターの二酸化炭素の排出をセーブできた、ということになる。

全国の山小屋への太陽光発電設置は進んでいるのだろうか。これは国が補助金を出すべきだろう。


QLOOK ANALYTICS