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カテゴリー:大阪府

大阪府と北海道のメガソーラー

2012年03月26日(月)

メガソーラーの話題を2つ。最初は大阪府だ。3月22日の毎日新聞記事「メガソーラー:シャープが大阪府岬町にも建設計画」から。

大阪府は22日、シャープが同府岬町にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を設ける、と発表した。シャープのメガソーラー計画は、栃木県や北海道に続き4件目。同社は、再生可能エネルギーの全量買い取りを電力会社に義務付ける制度が7月から始まるのを受け、メガソーラー発電事業に乗り出しており、計画段階で止まっている堺工場(堺市堺区)のメガソーラー建設も積極的に進める。

計画は、岬町多奈川地区の府と町が所有する約3.5ヘクタールを借り、出力2000キロワットの発電所を設置する。建設時期は未定で、稼働は7月以降になるとみられる。

シャープは、栃木県矢板市で2000キロワット、北海道北見市で1500キロワット、湧別町で1500キロワットの発電所を建設する計画。イタリアで、メガソーラーによる発電事業を展開している。(C)毎日新聞

シャープは数千億円という膨大な赤字が公表された。今後の株価の動きでは予断を許さない状況。太陽光発電の牽引車だった同社、なんとかがんぱってもらいたい。そのシャープは、引用記事最後のとおり以前からイタリアではメガソーラーによる発電事業を行ってきたが、日本ではやってこなかった。つい先日、栃木県に1件と北海道に2件の計5000キロワットのメガソーラーを建設することを発表した。7月から全量買い取り制度が始まることから、安定した収入を見込めるメガソーラー事業を日本国内でも始めるということだろう。

そしてそれについで、今日の引用記事のとおり、大阪府の岬町に、出力2000キロワットのメガソーラーを建設することが発表された。土地は府と町が所有する3.5ヘクタールを借りる、とのことだ。

それに加えシャープは、自社の堺工場にメガソーラーを建設することも推進する予定、とのことだ。

もうひとつの話題は、毎日新聞サイトの3月21日記事「安平:メガソーラー設置へ 東京の企業」から。

大規模太陽光発電所(メガソーラー)のベンチャー企業「ソーラーウェイ」(本社・東京、足利恵吾社長)は安平町でメガソーラー事業を行うことを決め、21日、町役場で町有地(3ヘクタール)の賃貸契約を交わした。

同社によると、同町遠浅地区のJR室蘭線沿いに出力1480キロワットの発電施設を建設する。年間152万8500キロワット時の発電が可能で、同町の年間消費電力の7%(約450世帯分)の電力をまかなう能力がある。

初期投資は約4億5000万円。5月に着工、8月の稼働を目指す。ソーラーウェイは同町と周辺5カ所に同規模の施設を設けて事業所として運営する計画。(C)毎日新聞

これもメガソーラービジネスだ。ベンチャー企業「ソーラーウェイ」が北海道安平町に出力1480キロワットのメガソーラーを建設する。この出力で年間発電量は約153万キロワット時が見込まれているようだ。この数字から、この建設場所(JR室蘭線沿い)の日照は良い、つまり雪が少ないことが予想される。このプロジェクトの費用は約4億5千万円。出力は1480キロワットだから計算すると、1キロワット当たりの建設費は約30万円となる。最近の日本におけるメガソーラー建設費の最安値付近だ。さすがにベンチャー企業なので、出力がそれほど大きくなくてもこの安値で建設できるのだろう。

工場の太陽光発電の効果

2011年09月06日(火)

このブログの4月5日記事「工場に太陽光発電」に、大阪府八尾市のレザックという会社の工場屋根に出力60キロワットの太陽光発電設備が設置され、これは東部大阪府では最大規模、という話題を書いた。今日はその続編となる。朝日新聞サイトの9月6日付けの日刊工業新聞記事「レザック、本社工場の屋上に発電システム-太陽光で電力20%カバー」から一部を引用する。

太陽光発電で工場電力の20%弱をカバー―。レザック(大阪府八尾市...)は、抜き型用自動加工機を製造する本社工場で2月に設けた発電容量60キロワットの太陽光発電システムの節電効果を調べた。月単位で関西電力の使用電力量や太陽光発電量などを集計。その結果2―7月度の検針期間に工場で使った電力量の16―24%を太陽光で賄えたことが分かった。

...太陽光発電の電力は工場の照明や生産設備などに利用する一方、休日の余剰電力は売電する。「コスト節約効果は売電分を含め年間170万円程度」(柳本社長)と試算する。

ただ、「太陽光発電は天候に左右され、曇天になると出力はすぐ5分の1ほどに減る。安定的に使うには蓄電池システムが必要」(同)と指摘。「まず1年間は記録をとり効果を検証し、機械稼働率との関連も調べたい」(同)と、太陽光発電を最適活用できるモノづくりを進める。(C)日刊工業新聞社

同社は2月に太陽光発電設備を設置してからの統計をまとめた。それによると、2~7月度は工場の電力使用量の16~24%を太陽光発電でまかなうことができた。この数字から試算すると、太陽光発電によるコスト節約効果は、売電を含めて年間170万円程度、とのことだ。この設備には総費用4500万円かかっているので、元を取るには約26年程度かかってしまうことになる。想像するより効果が無いように思う。これは、先のブログ記事にも書いたとおり、設置費用4500万円が高価過ぎることが大きな原因だろう。

また実際に使用すると、出力は天候に左右されしてしまい曇天になると出力はすぐに1/5ほどに減ってしまう、ということがわかったそうで、この出力変動は重要な情報だ。そこで同社は、蓄電システムが必要との結論に達しているそうだ。蓄電システムはまだ非常に高価だが、それを導入してまで太陽光エネルギーを最大限利用したいという同社の意欲には感服する。

太陽光発電と風力発電を組み合わせた照明灯

2011年07月05日(火)

太陽光発電と風力発電を組み合わせて半永久的に発電するユニークな機器の話題だ。朝日新聞サイトの7月5日付けの日刊工業新聞記事「コムターズ、風力と太陽光融合したLED照明灯を開発」から一部を引用する。

コムターズ(大阪府枚方市...)は、風力発電と太陽光発電を組み合わせたハイブリッド型の発光ダイオード(LED)照明灯を開発した。発電出力300ワット、同500ワット、同1キロワット、同1・5キロワットの4種類を用意した。発電出力に応じて1週間から1カ月間の無発電点灯を可能にした。東日本大震災のような災害時の非常用電源としても使用できる。

太陽光と風力で半永久的に発電する。価格は同300ワットの場合に250万円からで、近く受注を始める。公園や橋梁の歩車道、学校や駐車場、広域避難場所への設置を提案する。2011年度に100台、12年度に500台の受注を目指す。

交流(AC)100ボルトのコンセントを標準装備した。被災地で停電が長引いた状況を踏まえ、バッテリーを取り外して持ち運べるようにした。標準バッテリーは鉛蓄電池だが、リチウムイオン二次電池に切り替えられるように開発を続ける。
...(C)日刊工業新聞

この製品は、太陽光発電と風力発電を組み合わせたLED照明灯。出力は、300ワット、500ワット、1キロワット、1.5キロワットの4種類の製品がある。出力によって異なるが、1週間から1ヶ月の無発電点灯が可能、とのことだ。この期間に日照と風力がずっとゼロは考えられないので、記事のとおり半永久的な発電・点灯が可能ということだ。

主な想定用途は、公共場所への設置。そのため、100ボルトのAC出力コンセントも装備してある。緊急時にはその出力が役に立つだろう。

もちろん、日照も風力もゼロとなる瞬間はあるだろうから、蓄電池は内臓してある。現在は鉛蓄電池だが、将来はリチウムイオン蓄電池に切り替えられるようにする、とのことだ。

ただ、価格は安くはない。一番出力の小さな300ワットのタイプで250万円から、という価格設定だ。ただ、公共場所での半永久的発電による照明灯は、震災を受けて根強い需要があると思われる。

工場に太陽光発電

2011年04月05日(火)

少々前の記事だが、朝日新聞サイトの3月18日付の日刊工業新聞記事「レザック、本社工場に太陽光発電システム導入」から一部を引用する。

レザック(大阪府八尾市...)は、本社工場に発電容量60キロワットの太陽光発電システムを導入し、17日公開した。屋上全面に312枚の太陽電池モジュールを並べており、中小製造業が集積する東部大阪地区では最大級の発電規模になるという。投資額は約4500万円。

今回の発電システムの稼働で、抜き型用自動加工機を製造する本社工場の使用電力の一部(主に照明用途)を賄い、余剰電力は売電する。...

大阪府のレザック社の本社工場屋根に、60キロワットの太陽光発電設備が設置された、という話題だ。このシステムは東大阪地区では最大規模、とのこと。

さらに詳細な情報を調べたところ、レザックのホームページに本社工場の屋上に太陽光発電設備を設置というニュースがあった。

それによると、太陽光パネル1枚の出力は0.205kWで、パネルは312枚なので計63.96kWの最大出力、とのことだ。また上記ページ中には、工場の屋根に敷き詰められた太陽光パネルの画像もある。それを見ると、エアコン室外機のすぐ前にパネルが何枚もある。高温で能率の下がる太陽光発電パネルにとってはベストの配置場所ではないようだ。

上記新聞記事によると、生成した電力の主な用途は照明だ。そして余剰電力は売電する。

また記事によれば、設置費用は約4500万円とのこと。割り算をすると、1キロワット当たりの設置費用は約71万円となる。家庭用の太陽光発電システムの設置単価とは単純に比較はできないが、もし家庭用太陽光発電ならほぼ上限の価格とも言える(つまり高い)。

ソーラー電動車椅子を開発

2010年06月30日(水)

毎日新聞サイト大阪版の6月21日記事「ソーラー電動車椅子:お日さまが押す車椅子 大阪・住之江の団体製作」から。

太陽電池を動力源の一部にして動く「ソーラー電動車椅子」を、障害者支援などを行う「住之江区自立支援協議会」(大阪市住之江区)が中心となって独自に開発した。

使われなくなった電動車椅子を譲り受けるなどして製作。本体上部に付けた太陽光発電パネルから得た電力が動力を補助する。日光の下で30時間充電すれば、1日分の動力源になるという。

製作者の一人、伊原誠一さん(49)は「ソーラー電動車椅子をきっかけに福祉に関心を持ってもらえれば」と話す。7月1~15日、住之江区役所で展示される。(C)毎日新聞

太陽電池を利用したさまざな機器が開発されているが、今日の話題はソーラー電動車椅子だ。本体上部に太陽光パネルを取り付け、日光下の30時間の充電で1日分の動力になる、とのことだ。

太陽電池のサイズや蓄電池の容量を知りたいが、この引用記事には情報はない。このソーラー電動車椅子を開発したのは、大阪の住之江区自立支援協議会という組織だ。この住之江区自立支援協議会のホームページを見る限りでは、この団体の構成メンバーは、相談支援事業者・日中活動事業所・ヘルパー事業所・就労支援センター・学校・地域ネットワーク委員会・民生委員・大学の先生・医療機関・社会福祉協議会・保健福祉センターなど、とのことなのでかなり幅広いメンバーだ。しかしこのホームページを見ても、このユニークなソーラー電動車椅子の記事を見つけることができなかったことは大変残念だ。


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