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カテゴリー:大分県

大分県日出町役場庁舎屋上の太陽光発電

2010年05月05日(水)

今日は大分県日出町の話題。毎日新聞サイト大分版の5月4日記事「日出町:役場屋上に太陽光発電施設 県内市町村で初めて /大分」から。

日出町役場屋上に太陽光発電施設がこのほど完成した。庁舎を利用した太陽光発電は県内の市町村では初めてだという。

国の経済対策臨時交付金2198万円を使い整備した。縦1メートル、横1・4メートルの太陽光発電パネルを96枚設置。試算では、年間2万1000キロワット時の電力を生み出すことができる。役場が使用する電力の4・8%にあたり、二酸化炭素排出量を7・3トン削減できるという。

役場1階ロビーには発電量を表示するモニターを設置。屋上に設置したのと同じパネル1枚もロビーに置き、来庁者にPRする。(C)毎日新聞

大分県日出(ひじ)町は別府湾に面した人口約2万9千人の町だ。その町役場の屋上に太陽光発電設備が設置された。これは大分県内の庁舎では初めてとのことだ。

この太陽光発電設備は国の補助金で整備した、とのこと。いままでこのブログでいくつか例があったが、国の補助金で太陽光発電設備を設置すると設置費用が非常に高くなる例ばかりだ。この日出町ではどうだろうか、計算してみる。

太陽光パネルのサイズは1メートル×1.4メートルとのことなので、通常のサイズの太陽光パネルだ。通常の太陽光パネルの出力は1枚当たり約0.2キロワットで、太陽光パネルを96枚設置した、というから、予測される出力は96枚×0.2キロワット= 19.2キロワットだ。一方、年間の発電量は試算では2万1000キロワットとのことなので、これから計算される出力は21キロワットだ。2つの計算方法でだいたい同じ値になるので、ここではとりあえず出力20キロワットとしておく。20キロワットの出力は、自治体庁舎の屋根に設置された太陽光発電システムとしてはまあまあ大きい方に入るだろう。

さてこの20キロワットの太陽光発電システムを設置するのにかかった費用は2198万円。ということは、1キロワット当たりの設置費用は100万円を超えている。案の定、非常に高い費用だ。そしてこの費用はすべて補助金で賄われており、補助金とは税金なのだ。またしても税金の無駄遣いだ。

大分県の太陽光発電補助金

2010年02月20日(土)

毎日新聞サイトの大分版2月13日記事「県:0.6%増の新年度県予算案(その2止) 実質借金は抑制 /大分」によると、大分県の2010年度の太陽光発電関連の予算額は

11年度までの中期行財政運営ビジョンを実現する新規事業枠(10億円)は、
...住宅用太陽光発電&省エネ機器の複合整備への10万円補助(1億5000万円)(C)毎日新聞

と、予算額は多い。ただ、これによると太陽光発電設置補助金は新規事業のようだ。補助金額は、この記事によると1件当たり10万円だ。

ここで大分県の太陽光発電設置補助金を調べた。県のホームページ中の太陽光発電の設置に対する補助金制度についてによると、確かに2009年度は県レベルの太陽光発電設置補助金は無い。そのページによると、同補助金は国の補助金の他は、大分県内市町村レベルでは、中津市、日田市、杵築市の3市に補助金がある、とのことだ。

中津市は、2009年度の募集は終了しているが、1キロワット当たり3万円、上限10万円だ。

日田市も全く同様で、2009年度の募集は終了しているが、1キロワット当たり3万円、上限10万円だ。

なお杵築市は、市のホームページで検索したが見つけることが出来なかった。

県のホームページによると、市町村レベルでの補助金はこの2、または3市のみだ。そして県レベルはやっと2010年度から補助開始だ。陽光が燦燦と降りそそぐイメージの大分県だが、太陽光発電に関する意識は自治体からして遅れているのではないだろうか。

大分県の水ノ子島灯台

2009年12月27日(日)

このブログの10月31日記事「長崎港の太陽光発電・LED灯台」と12月23日記事「横浜港の灯台がLED・太陽光発電に」で、長崎と横浜の灯台がLED照明かつ太陽光発電システム装備となったことを話題にした。今日は大分県の話題だ。朝日新聞サイト大分版の12月24日記事「水先案内 異常なし/佐伯沖の水ノ子島灯台」から。

佐伯市沖の豊後水道の真ん中に立ち、百年以上光を放っている水ノ子島灯台で22日、今年最後の点検作業があった。潮の流れが速く大型船も頻繁に通る要衝で、長年、特に太平洋側から北上してくる船に頼りにされてきた。管理する大分海上保安部交通課の海上保安官らが年末年始の安全航行を願い、光を出す部分やレーダー機器などを念入りに点検した。

水ノ子島灯台の初点灯は1904(明治37)年3月20日で、県内で3番目に古い。岩礁の無人島に立つ灯台本体の高さは約40メートル、平均水面から灯火までの高さは約56メートルで国内有数の規模。外壁部分は花崗岩(か・こう・がん)を積み上げて作られており、れんがなどとは比較にならないほど強いという。今年2月には経済産業省の「近代化産業遺産」に選ばれた。

波が侵入しないようパッキンがついた重いドアから灯台の中へ。古びた食堂や寝室など、86年まで海保職員が交代で泊まり込んでいた名残もある。幅40センチほどの狭い階段を上って9階部分に着くと、ガラス張りの部屋の中央で巨大なレンズが輝いている。足元には、米軍機の機銃掃射で開いた穴も残っていた。

初点灯時のランプは石油の白熱灯だったが、今は少ない電力で強い光が出せるメタルハライドランプ。波力発電と太陽光発電で動力の大半をまかなっている。運転状況は無線送信で把握でき、今では45日間隔の点検で済むという。 (C)朝日新聞

先のブログ記事で紹介したのは、灯台がLED照明と太陽光発電を装備した話題だった。今回の大分県水ノ子島灯台はそうではなく、光源は少ない電力で強い光が出せるメタルハライドランプ。電力は太陽光発電のみならず波力発電も装備しておりこれらで動力の大半を賄っている、とのことだ。水ノ子島灯台画像のとおりだ。最初の画像に、全景と波力発電システムが写っている。二番目の画像は最初の画像の反対側から見た画像で、灯台横の建物の屋上に太陽光パネルが写っている。

この灯台の歴史は非常に古く、100年以上を経過している。水ノ子島灯台の歴史と概要は海上保安庁のホームページに詳しい。この灯台の光の到達範囲は20海里とある。この海里という単位になじみはないが20海里は約37Kmに相当するようだ。この、平均海面からの高さ56メートルの灯台の光は37Kmもの先まで届くのだ。

いまはこの灯台は遠隔操作の無人運転をしており、45日に1回点検を行う。その今年最後の点検作業が上記引用記事だ。それにしてもこの朝日新聞記事のタイトル「水先案内 異常なし」は信じられないレベルの低さ。"臭く"、"寒い"タイトルだ。このブログで最近の大新聞、特に朝日新聞の記者のレベル低下を指摘しているが、今回の記事のタイトルもその例だ。


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