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カテゴリー:京都府

太陽光発電の付いたEV急速充電器

2011年05月11日(水)

京都府の、太陽光発電付きのEV急速充電器の話題だ。京都新聞サイトの5月9日記事「EV急速充電器、初設置 丹後地域で利用始まる」から一部を引用する。

電気自動車(EV)の急速充電器が丹後地域に初めて設置され、利用が始まっている。京都府内の南北をカバーする急速充電網が整ったことになり、府は「EVの購入の後押しにつながってほしい」と期待している。

...太陽光発電でEVを30分間で80%充電できる。

急速充電器は京都市や民間も含め丹後から南山城まで23カ所に整備された。府と市の充電器は無料。詳しい場所は府のホームページで紹介している。(C)京都新聞

京都府のホームページ中の電気自動車用休息充電器 設置状況によれば、京都府に設置された急速充電器は計23箇所で、そのうち11箇所が太陽光発電装置付きの急速充電器だ。なお計14箇所は京都府が設置したとのことなので、このEV用急速充電器の設置に対する京都府の意欲がわかる。

今回設置された太陽光発電付きの急速充電器はこのような外観だ。これを見ると、太陽光パネルは5枚のように見える。通常の太陽光発電パネルは1枚の出力が約0.2キロワットだから、計5枚で出力約1キロワット、と予想できる。当然、日照の無い・少ない時間での利用のため、蓄電池、恐らくリチウムイオン蓄電池を装備した設備と思う。

化石燃料を燃焼させて走行する通常の自動車と比べると、電気自動車(EV)は環境にやさしいので、京都府としてはEVの普及の後押しのため、急速充電器のインフラ整備を推進している、と思われる。

ただ、急速にEVが普及すると、その充電のため膨大な電力が必要になる。その電力を生み出すには、火力発電所の二酸化炭素か、原子力発電所の放射能物質排出が伴うことを忘れてはいけない。いま日本人は、原発事故を受けてエネルギーを浪費しない社会を目指さなければならない。その変革期のいま、膨大な電力需要が予想されるEVの急速な普及はあまり好ましくない。

京都市の電力圧縮のごみ収集車

2010年03月24日(水)

今日は京都市の話題。東京新聞サイトの3月18日記事「京都が“エコ”収集車導入 全国初、電気自動車も集結」から一部を引用する。

京都市が全国で初めて導入を決めた、ごみの圧縮に電力を使った“エコ”収集車と、太陽光による電気自動車の充電設備をお披露目する式典が18日、同市内で開かれた。

会場には新旧の収集車のほか、公用車やタクシー、営業車に使われている電気自動車「アイ・ミーブ」(三菱自動車)など8台が並んだ。

京都市によると、収集車は、圧縮部分の動力源にエンジンを使わないことで収集や排出中のアイドリング停止が可能。騒音も8分の1程度になる。価格は約1千万円と通常の倍程度で、兵庫県西宮市の「極東開発工業」が開発。京都市は4月から1台を稼働させ、効果や実用性を検討する。

太陽光発電による充電設備の設置は政令市では初。京都市は電気自動車の導入促進のため、既に28カ所に無料の充電設備31基を設置している。
...(C)東京新聞

京都市が全国で初めて導入する、ごみの"エコ"収集車と、太陽光発電による電気自動車充電施設のオープニングセレモニーが3月18日に京都市内で開催された。

この新ごみ収集車はごみの圧縮の動力源にエンジンではなく電力を使用するもの。ごみの収集や排出時にエンジンをストップできるため騒音は減り二酸化炭素排出も減るというメリットがある。ただ価格は約1千万円と通常の倍だそうだ。開発は極東開発工業。サイトを調べたところ、この電動ゴミ収集車ページがあった。それによれば、この収集車は「eパッカー」という名称で、
「日本初のリチウムイオンバッテリーで圧縮装置を駆動させる、環境にやさしい電動ごみ収集車」
ということだ。なるほど、蓄電装置はリチウムイオン電池だ。そのページによれば、特徴は次のとおりだ。

(1)収集現場でのCO2 排出がゼロです!排気ガスも出しません。
(2)超低騒音で収集作業ができます!
(3)燃費も大幅に改善!
(4)フル充電で、1 日の収集作業をしっかりカバー!
(5)安全性、信頼性が高い三菱自動車「i-MiEV」のバッテリーです!

(3)の燃費は、収集時にエンジンを止めるため最大で30%の燃費改善とのことだ。また(4)は、1回のフル充電で約600回の積み込み作業が可能、とのことだ。

ちなみにこのeパッカーのページの最後に、最初に書いたオープニングセレモニーについて書かれていた。それによれば、eパッカーとともに披露された太陽光による充電設備(充電設備付)のメーカーはニチコンだった。

太陽光発電のある松井酒造で新酒の出荷開始

2010年01月26日(火)

このブログの昨年10月28日記事「太陽光発電を利用した酒造り」で、京都の松井酒造が太陽光発電を利用した酒造りを始め、12月下旬にも新酒を出荷する予定であることを書いた。これは朝日新聞記事によるものだった。今日はその続編とでも言うべき記事。毎日新聞サイト1月23日記事「松井酒造:京都・洛中マンションに酒蔵 伏見から戻り新酒出荷」から一部を引用する。

京都の中心部・洛中で最古の歴史を誇りながら、伏見に酒造りの本拠地を移していた蔵元が、32年ぶりに洛中へ戻り、5階建てマンションの1階に酒蔵を復活させた。「洛中で極上の酒を仕上げたかった」との思いがかない、昨秋から仕込んだ新酒の出荷が始まっている。

京都市左京区吉田河原町のマンション内に「鴨川蔵」を新設したのは「松井酒造」。松井酒造は享保11(1726)年に兵庫県北部の香住で創業、約180年前に洛中に蔵を構えた。77年、他社との生産集約のため同市伏見区に移転したが、昨年10月に洛中での酒蔵復活に踏み切った。現在、洛中に酒蔵を持つ蔵元は他に1社しかない。

鴨川蔵が“入居”しているのは、同社のかつての酒蔵跡地に97年に建設された5階建てマンション。1階部分を改装した約800平方メートルのスペースに、麹室(こうじむろ)や発酵室、1000リットルの貯酒タンクなどを整備し、環境に配慮して太陽光発電(約11キロワット)を取り入れた。来月20日からはマンション屋根に設置した太陽光パネルで酒造りに必要な電力の約6割を賄うことができる。

石川県・能登のベテラン杜氏(とうじ)、道高良造さん(77)を招いて、昨年11月から京都産米を使って仕込んだ純米大吟醸の新ブランド酒「神蔵(かぐら)」410リットルが完成し、出荷が始まった。甘みや辛み、酸味が調和した米本来の味と、果物のような甘い香りに仕上がった。
...(C)毎日新聞

その新酒の出荷が始まった、という記事だ。

この松井酒造は、伏見から32年ぶりに左京区の洛中に戻ってきたそうだ。そもそも創業は280年数前の兵庫北部で、洛中に180年前に蔵を構えた、というから大変な老舗だ。それが1977年に伏見に移転し、昨年戻ってきた、という経緯とか。創業が1726年と聞くと、音楽好きな私はこの年代はバッハが活躍していたバロック音楽の最盛期~末期、とすぐに思う。その時代から酒を造っているとは驚嘆する。

太陽光発電に関しては前回記事以上の情報は無い。出力11キロワットの太陽光発電とのことなので、それほど大きな設備ではない。この太陽光発電で酒造りに必要な電力の6割を賄える、ということも前回記事に書いたとおりだ。

杜氏は能登の杜氏。出来た酒の表現が「甘みや辛み、酸味が調和した米本来の味と、果物のような甘い香りに仕上がった」とは、ヨダレが。これは私が非常に好きなタイプだ。私の好きな北陸の酒に多いタイプの味わいだ。飲みたくなってきた。

太陽光発電と風力発電のハイブリッド時計塔

2009年12月20日(日)

当ブログの12月7日記事「下北沢のハイブリッド街路灯」で、東京の下北沢に設置された風力・太陽光発電による「ハイブリッド街路灯」を話題にした。今日は類似の話題で、京都のハイブリッド時計塔だ。毎日新聞サイトの12月17日京都版記事「ハイブリッド発電時計塔:北風と太陽で針動く--府立植物園 /京都」によると次のとおりだ。

府立植物園(左京区)正門前駐車場のわきに16日、太陽光発電と風力発電の組み合わせで動く「ハイブリッド発電時計塔」がお目見えした。女性のための人権活動などを行う「国際ソロプチミスト京都-みやこ」(中京区、平井久子会長)が寄付したもので、銘板贈呈のセレモニーが行われた。

認証30周年を迎えた同団体が記念事業として、府民に自然環境の大切さを考えてもらおうと寄付を申し出た。時計塔は高さ約5.3メートル。太陽光発電(約230ワット)と風力発電(約70ワット)を利用する。風のない時は太陽電池が、陽光のない夜などは風力発電機が稼働し、電気は時計のほか併設のLED(発光ダイオード)照明にも使われる。
...(C)毎日新聞

この時計塔は人権団体「国際ソロプチミスト京都-みやこ」が寄贈したもの。太陽光発電システムの出力は230ワット、風力発電の出力は70ワットだ。だいぶ小規模だが、時計とLED照明のためには充分な出力だ。

記事によるとこのシステムは、風の無い日中は太陽光発電が、夜は風力発電がメインの発電となるようだ。蓄電池は、想像だが、装備されていないか、装備されていても時計が動く程度の最小限のものだろう。

このようなハイブリッドシステムはまだ高価と思うが、先のブログ記事のような街路灯に特化して安く生産できれば結構なビジネスになると考える。

太陽光発電を利用した酒造り

2009年10月28日(水)

京都の話題。朝日新聞サイト10月27付記事「ソーラーな美酒を 京都の老舗酒蔵、太陽光発電導入」から一部を引用する。

創業280年を数える京都市の松井酒造が今秋、全国的にも珍しい太陽光発電を採り入れた酒造りを始める。建物の屋根に太陽電池を設置し醸造用タンクの冷却など酒造りに使う電力の一部をまかなう。「環境都市・京都の伝統産業として特別な酒を造っていきたい」として、12月下旬にも新たな銘柄の新酒を出荷する計画だ。

「鴨川蔵」と名付けた左京区の酒造所は、36年前まで使っていた酒蔵の跡に建てたマンション1階の約660平方メートルを約1億円で改装。マンション屋根に設置する太陽電池は出力11キロワットの京セラ製だ。

能登のベテラン杜氏(とうじ)を招いて、11月初めには京都産の酒米を使った純米大吟醸酒「神蔵(かぐら)」の仕込みに入る。まだ生産量が少ないこともあり、太陽光で当面必要な電力の約6割が確保できるという。
...(C)朝日新聞

京都の酒造会社の松井酒造が、太陽光発電を利用した酒造りを始める話題だ、同社が設置するのは11キロワットの太陽光発電システム。これは一般家庭約3軒分に相当する。ということは、年間発電量は約11000キロワット時程度だろう。この電力で、酒造りに必要な電力の6割が賄える、とのことだ。ということは、酒造りには結構電力を消費するものだ、と驚かされる。


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