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カテゴリー:岩手県

岩手県の太陽光発電設置補助金

2010年04月14日(水)

岩手県の話題。毎日新聞サイト岩手版の4月13日記事「省エネ設備:県が補助 15日から受け付け /岩手」から。

(岩手)県は15日から、新エネルギー設備を導入する個人住宅や中小企業を支援する制度の受け付けを始める。前年度より対象設備の種類を増やし、小規模事業所にも手厚くすることで、省エネルギー社会の拡大を促す考えだ。

補助は、太陽光発電やLED照明器具、ペレットストーブ、高効率給湯器などの設備を二つ以上導入することが条件だ。事業所は、発電出力を太陽光で10キロワット未満、風力で500キロワット未満などとし、中小企業や個人事業所を想定した。

住宅の補助額は、設置費の10分の1以内(上限5万円)で予算額2500万円。事業所は住宅と同じ補助率だが上限を100万円とした。住宅500件、事業所50件を見込み、予算額が尽き次第、受け付けを締め切る。県は19日まで各合同庁舎内で説明会を開く。問い合わせは同室(電話019・629・5273)へ。【狩野智彦】(C)毎日新聞

岩手県の太陽光発電設置補助金の話題だ。昨年度の岩手県の太陽光発電設置補助金は、1件について2万円、予算総額1000万円と、大変小規模だった。それが今年度の予算額は2500万円というから2.5倍。県の意気込みが感じられる。

この件に関する岩手県のホームページ「岩手県新エネルギー等導入促進事業」を見た。引用記事と異なる内容ではないか!!

県のホームページによれば、この岩手県新エネルギー等導入促進事業は大きく柱が2つある。ひとつは住宅用補助、もうひとつは事業所用補助だ。その住宅用補助では太陽光発電は補助の対象ではない。次の中から2つ以上を設置する際に、設置費用の10%かつ上限10万円を補助する、という内容だ。

  • 太陽熱利用機器
  • ペレットストーブ
  • 地中熱ヒートポンプ
  • LED照明器具(電球のみを除き複数導入)
  • 高効率給湯器

県がなぜ太陽光発電システムを補助の対象にしなかったのか意図は不明だが、想像するに国の7万円の補助と市町村レベルの補助で充分と考えたか。または、岩手県は太陽光発電に向かないと担当者が考えているのか(そんなことは全然ない)。

なお事業所用補助では、太陽光発電と風力発電も補助対象になっている。

最初に引用した毎日新聞記事を何度読み返しても、住宅用に太陽光発電システムも補助の対象のように読める。しかし県のホームページではそうではない。また引用記事の最後に、”問い合わせは同室(...)へ”とあるが、「同室」とは何か?記事を読んでもどこにも書いていない。県のホームページを見ると、それは「環境生活企画室」であることがわかる。

この記事を書いた毎日新聞の狩野さん、記事は正確に書こうね!!

宮古市の太陽光発電補助金の来年度予算は500万円

2010年02月19日(金)

毎日新聞サイト岩手版の2月13日記事「宮古市:10年度当初予算、304億円の積極型 /岩手」によると、宮古市の2010年度予算は対前年度当初比9%増の大型積極予算となった、とのことだ。

しかしこのブログのメインテーマである太陽光発電に関しては、

太陽光発電システム導入住宅50戸分への助成=500万円

と、極めて小額だ。そこで、宮古市の太陽光発電設置補助金によると、補助金額は1キロワットあたり3万円、上限10万円だ。来年度予算は、上限の10万円が50戸で500万円予算、ということだ。

東北地方は雪が多いため太陽光発電に不熱心なのかもしれない。しかしこのブログの昨年12月19日記事「雪国対応の太陽光発電パネル」で書いたように、東北地方は日照時間が想像より長い。仙台は東京とほぼ同じで、八戸市は東京より日照時間が長いのだ。従って太陽光発電に不向きということは全く無い。やはり、自治体が先頭に立って、つまり補助金の予算措置をして太陽光発電の設置を推進すべきではないだろうか。その意味で、宮古市の大型積極予算の中での太陽光発電設置補助金予算500万円は残念である。

岩手県岩泉町の全小中学校に太陽光発電設置

2009年12月28日(月)

今日は岩手県岩泉町の話題。岩手日報の12月9日記事「エコ率先、太陽光発電設備設置へ 岩泉の全小中学校」から一部を引用する。

岩泉町は、町内の全小中学校18校に太陽光発電設備を設置する。校内に発電の様子を見学できるモニターを設け、子どもたちの環境保全意識も高めていく。県教委によると、県内で全小中学校に太陽光発電を設置するのは同町が初めて。町を挙げてエコを率先する。

町は8日の町議会に太陽光発電設置工事費3億5300万円を盛り込んだ2009年度一般会計補正予算案を提案。事業費の50%は国庫補助、残りは国の緊急経済対策の公共投資臨時交付金と町の一般財源から充てる。

町によると、町内の13小学校、5中学校の屋根に太陽光で発電するソーラーパネルを設置し、来年10月末までの稼働を目指す。

18校合わせて1時間当たり最大約300キロワットを発電し、学校で消費される電気の一部をまかなう。年間計約2400万円の電気料の10~15%が節減できる見通しだ。

校内には、発電の様子が分かるモニターを設置し子どもたちが環境に優しい電力の仕組みを学ぶ。
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町教委の竹花正夫教育次長は「電気料の軽減とともに、子どもたちの環境教育充実に役立てたい」と話す。(C)岩手日報

岩泉町といえば、鍾乳洞の龍泉洞が有名だ。非常にすばらしい鍾乳洞で、関東地方に住んでいる私は2度、行ったことがある。その岩泉町の全小中学校18校に太陽光発電システムを設置する、という話題だ。全小中学校に設置は、岩手県内ではこの岩泉町が初めて。

「18校合わせて1時間当たり最大約300キロワットを発電」とあるので、全18校合計の最大出力は300キロワットとすると、設置予算額は3億5300万円なので、1キロワット当たりの設置単価は約118万円になる。これは一般家庭の太陽光発電システムの設置単価の倍近い高さだ。何故こんなに高いのか、上記引用記事には書いていない。これは重要な情報なのに。非常に高価である理由は、想像だが、次の3つかもしれない。
(1)教育的見地から太陽光発電システムの設置なので、全教室にモニターを設置するのかもしれない。
(2)降雪が多い寒冷地なのでその対策に費用がかかるのかもしれない。
(3)学校の平らな陸屋根に太陽光発電システムを設置する架台の設置に費用がかかるのかもしれない。
これらは全部想像。どこかで業者がペロリと舌を出している可能性もあるのではないだろうか。

遠野市の道の駅の太陽光発電

2009年11月07日(土)

今日は岩手の話題。朝日新聞サイト岩手版ページ11月4日記事「道の駅でエコ発電」から。

遠野市は、市が施設を所有する国道283号沿いの2カ所の道の駅で、来年度から風力と太陽光の発電を始める。施設が使う電力の一部しか賄えないが、地球温暖化対策のシンボルとし、市民の意識向上に活用する。

風力発電をするのは、同市綾織町にある道の駅「遠野風の丘」。昨年11月、県内30カ所の道の駅の中で初めて来場者数1千万人を達成した人気店で、地元農産物の販売もしている。
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ここに、5枚の円柱翼をもつ高さ12.5メートル、翼の直径11.5メートルの風力発電機1基を今年度中に設置する。予算は3000万円で、メンテナンスが受けやすい国内の小型風力発電メーカーの中から、音が小さいなどの特徴をもつ機種を選んだ。

19キロワットの発電能力があり、一般家庭の10軒分に相当するという。

一方、太陽光発電(ソーラー発電)をするのは、「めがねばし直売所」がある同市宮守町の道の駅「みやもり」。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモチーフになったとされる「眼鏡橋」の近くで、屋根に500万円かけてソーラー発電装置を設置する。一般家庭2.5軒分程度の発電能力という。

いずれも、発電量は道の駅での使用電力量の1割に満たないものの、市はこれらの設備を「CO2削減のシンボル」と位置づけ、同じように自然の恵みを生かした農作物が並ぶ産直に設置することにした。本田敏秋市長は「今後も公共施設への導入を増やしていきたい」と話している。(C)朝日新聞

岩手県内の道の駅に風力発電と太陽光発電を設置するという話題だ。

太陽光発電を設置するのは、遠野市宮守町の道の駅「みやもり」。記事には出力は書いていないが、「一般家庭2.5軒分程度の発電能力」とのことなので、7.5~10キロワット程度か。ただ、設置費用は500万円とのことなので、通常の設置価格の1キロワット当たり60~70万円を適用すると、出力は7~8キロワットだろう。この能力をもってしても、発電量は道の駅の使用電力量の1割に満たない、とのこと。道の駅は深夜も営業しているので電力イーターといえる設備だろう。

一方、風力発電を設置するのは遠野市綾織町にある道の駅「遠野風の丘」。この道の駅の名前からして風力発電に適した場所のようだ。出力は19キロワットというから、太陽光発電よりはずっと大きな規模だ。予算は3000万円というから、前記太陽光発電よりかなり大掛かり。設備は「5枚の円柱翼をもつ高さ12.5メートル、翼の直径11.5メートルの風力発電機1基」と、これまた大きい。この大きさ、金額はとても個人ユーザの手のでるものではない。それに、問題にはなっているが、直径11.5メートルの羽が回るときのその先端のスピードを想像すると野鳥との衝突事故が懸念される。

やはり、個人ベースで再生可能エネルギーを生み出すには、現時点では太陽光発電がベストのように思う。

盛岡市の住宅建設会社の補助金

2009年10月16日(金)

かなり古い記事のうえ募集は終了しているので恐縮だが、極めて珍しい例なのでご紹介する。岩手日報サイトの3月3日記事「太陽光発電導入に補助金 盛岡のシリウス」から一部を引用する。

盛岡市の住宅建築会社のシリウス(佐藤幸夫社長)は、太陽光発電システム導入を支援する補助金制度を創設した。1キロワット当たり3万円を支給する。自社資金で約600万円用意した。

補助金の対象となるのは▽個人が居住する住宅で電灯契約をしている▽施工費が1キロワット当たり70万円以下▽最大出力が10キロワット未満▽モジュールの変換効率が13・5%以上―の条件を満たし、同社で購入した人。31日まで受け付ける。

同社によると、住宅の大きさや屋根の面積によって異なるが、一般住宅の平均設備は3―4キロワットで、1キロワット当たりの施工費は70万円程度。国も2009年1月から同様の条件で1キロワット当たり7万円の補助金制度を設けており、両者を併せると1キロワット当たり10万円の補助となる。

県も1住宅当たり2万円の補助金を盛り込んだ09年度当初予算案を県議会に提案している。
...(C)岩手日報

太陽光発電の補助金は、国か自治体、が一般常識だ。それを覆す例。盛岡市の住宅建設会社シリウスが、太陽光発電システム導入の補助金制度を創設した。同社は岩手県内の有力な住宅建設会社のようだ。もちろん同社で太陽光発電システムを購入した人が対象で、かつ一定の条件は付くものの、1キロワット当たり3万円の補助を支給する、とのことだ。そしてそのための自社資金を600万円用意した、とのこと。ということは、200セットのシステムに補助するつもり、ということだ。残念ながら同補助金の募集は終わってしまったようだ。

国の補助金は、1キロワット当たり7万円で、また岩手県も1住宅当たり2万円の補助金を用意するようだ。この岩手県の補助金はかなり少ない。これに、同社の1キロワット当たり3万円の補助が上乗せされれば、かなり安く太陽光発電が設置できる。

民間ベースの太陽光発電システム補助金の例は初めて聞いた。下衆の勘ぐりとしては、「少し高めの価格設定にしたんじゃないの?」という気もしないではないが、ここは、同社の社長の心意気、として賞賛しておく。


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