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カテゴリー:石川県

北陸電力の太陽光発電所

2011年09月09日(金)

読売新聞サイトの9月7日付け石川県版記事「4800枚に注ぐ太陽の恵み」から一部を引用する。

北陸電力は6日、稼働中の「志賀太陽光発電所」(志賀町若葉台)の外観を報道陣に公開した。同太陽光発電所は昨年11月、本体工事に着手。今年3月12日に営業運転を始めたが、東日本大震災の影響などで公開が遅れていた。同社は富山市でも太陽光発電所を稼働しており、今後、珠洲市と福井県坂井市でも建設を計画する。

志賀太陽光発電所は、約3万平方メートルの敷地に、縦99センチ、横1メートル50の太陽光パネル4815枚が並べられている。日照時間などを考慮した設備の稼働率は11%を想定。年間で約100万キロ・ワット時の発電を見込んでいる。...(C)読売新聞

北陸電力のメガソーラーの話題だ。場所は石川県羽咋郡志賀(しか)町。能登半島西側の町だ。

志賀町といえば、実は北陸電力の唯一の原子力発電所のある町だ。1、2号機の2つがあり、共に沸騰水型軽水炉だ。Wikipediaによれば、恐ろしいことに1号機ではプルサーマルの導入が予定されているそうだ。福島原発事故にもかかわらず、プルトニウムの塊を燃やすつもりだろうか。

話を戻して上記太陽光発電所はこのような外観。0.99m×1.50mのパネルを4815枚使用しているとのことだ。パネル1枚の面積は約1.5平方メートルなので、標準サイズの太陽光パネルだ。もし単結晶シリコン型なら出力は1枚当たり約0・2キロワットなので、それが4815枚ということは、掛け算をすると合計出力は965キロワットと試算できる。

引用記事には出力は書かれていない。年間発電量が約100万キロワット時で、それは稼働率を11%と想定、とある。年間発電量100万キロワットの場合、関東地方なら出力は1000キロワット程度だ。上の試算では965キロワットなので、雪国で日照が少ないので少々少ない、ということだろうか。

一方、年間稼働率約11%を元に試算すると、出力は1038キロワットとなる。約1000キロワットであることには変わりない。

従って、この太陽光発電所の出力は1000キロワット、つまり1メガワット程度と予想できる。メガソーラーと言える、ぎりぎりの出力だ。

それにしても太陽光発電は、年間稼働率は10数%なのだ。もっともっと効率の良い、自然エネルギーによる発電方式があっても良いように思う。

太陽光パネル+蓄電池の安価な電源装置

2011年07月01日(金)

前回記事に引き続き太陽光パネルの付いた電源装置の話題。朝日新聞サイトの6月24日付けの石川版記事”「金沢発」蓄電装置に注文殺到”から一部を引用する。

◆ベンチャー開発 ソーラーつき小型で低価格◆

暑い夏に向けた節電対策が全国で急務となる中、金沢市のベンチャー企業「リプラス」が開発した小型の蓄電装置が人気を呼んでいる。太陽光発電パネルつきで4万9800円と、エコで低価格なのが受け、注文が殺到。販売数は昨秋の発売当初の約20倍、月500台規模に達している。

商品名は「リプソーラーミニ」。縦横30センチ前後、重さは7キロで、女性でも持ち運びできる。付属の太陽光パネルを使えば晴天なら2日で充電が完了。家庭のコンセントからだと約10時間で充電できる。エアコンなど消費電力の大きな家電には使えないが、ノートパソコンで8時間、液晶テレビ(19型)で2時間、付属のLEDライトは約20時間使える。
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震災を機に大手メーカーも家庭用蓄電池の開発を加速させているが、消費電力の大きな家電にも対応できるよう、大容量だが高価なリチウムイオン蓄電池を使った数十万円の製品が主流だ。リプソーラーミニは、低容量だが安価な鉛蓄電池を使って価格を抑えた。
...(C)朝日新聞

この製品の外観は画像のとおりだ。太陽光パネル、蓄電装置とも大変小さく、持ち運びも簡単。これは金沢市のベンチャー企業の開発した製品で、急速に売り上げを伸ばしている、とのことだ。

この装置は、縦横が30センチ前後で重さや約7キロと、小さい。ということは蓄電池の能力も小さく、液晶テレビ(19型)で約2時間しか使えない。また充電時間は、家庭用コンセントからは約10時間、太陽光パネルの場合は晴天時に2日、とのことだ。

この製品のさらに詳しい情報は、メーカーサイトのとおりだ。それによれば、100V出力のためには別途インバーターが必要、とのこと。そして園インバーターの価格は書かれていないが、よくこのページを見ると、7月末までに注文すればインバーターがプレゼントされる、とのことだ。かなり価格が安いインバーターと思われるので、車載用のインバーターだろう。

価格は4万9800円と、太陽光パネルの付いた電源装置としては破格の安さだ。ということは、もちろん蓄電池は、鉛蓄電池だ。確かに安いのだが、出力は小さい。目的を考えて合致すれば、かなりお買い得製品、とは言えよう。

金沢市の太陽光発電システム設置補助金

2010年02月03日(水)

このブログの昨年11月6日の記事「石川の太陽光発電システム補助金」で、石川県と金沢市の太陽光発電設置補助金について書いた。そのとき、金沢市の補助金額を

石川県の県庁所在地である金沢市の補助金だが、これは結構渋い。1件あたり5万円だ。1キロワット当たり、ではなく、1件当たりの金額だ。

と書いた。1キロワット当たりではなく1件当たり5万円とは、市町村レベルの補助金としては少ない。今日はこの金沢市の太陽光発電設置補助金の話題だ。読売新聞サイト石川版の2月1日記事「太陽光発電補助申請100件 金沢市前年度の4倍以上」から一部を引用する。

金沢市の住宅用太陽光発電システムの設置費補助制度の申し込みが、1月20日現在、過去最高の100件に達した。前年度の23件から、4倍以上に跳ね上がった。国が2009年1月に補助を復活したほか、余った電力を従来の2倍の価格で電力会社に買い取らせる国の制度が同年11月に始まったことが、追い風になっている。

市は04年度から、太陽光発電システムの設置費補助制度を設けた。初年度は69件の応募があったが、それ以降は減り続け、08年度は23件にとどまった。市は補助額の変動はあったものの制度を維持してきたが、国が06年度と07年度、県が08年度の補助金を打ち切った影響が大きいという。

09年度は国、県、市の補助制度が、すべてそろった。標準タイプ(出力4キロ・ワット)を設置する場合、市5万円(一律)と国28万円のほか、県(太陽光発電など3点以上の合計額の5%を助成)を足すと、40数万円の補助金が出る計算になる。さらに、昨年11月の制度改正で、余った電力をそれまでの約2倍にあたる1キロ・ワット時あたり48円で、電力会社が買い取ることが義務付けられた。
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市環境政策課は「CO2削減など環境保護に対する意識が高まってきた。補助制度の充実もあり、来年度も100件以上の申し込みがあるのではないか」とみている。(C)読売新聞

「結構渋い」金額と書いた金沢市の補助金が人気で、1月20日現在で過去最高の100件に達した、とのことだ。2009年度は国・県・市の設置補助金がすべて揃ったことと、以前の約倍の価格での余剰電力買取制度の11月開始の2つの要因で太陽光発電の設置が進んでいるようだ。

この引用記事によると、出力4キロワットの太陽光発電システムを設置する際、国・県・市のすべての補助金を貰うとその合計額は40数万円になる、とのことだ。ただ県の補助金は、先のブログ記事にも書いたが、太陽光発電システムを含む3つの設備の合計額の5%なのだ。太陽光発電システム単独では受けられない補助金なのだ。従って県の補助を受けようとすると初期費用がさらに増加する、ということになる。

どうも石川県も金沢市も、太陽光発電の設置補助金をケチっているように思う。この少ない補助金なのにそれに殺到しているのだから、額を増やせばさらに太陽光発電の設置が進展することは間違いないのに。

石川の太陽光発電システム補助金

2009年11月06日(金)

石川県の太陽光発電システム補助金は通常の補助金よりは条件が付いている。県の「エコリビング支援モデル事業 」という名称のとおり、太陽光発電のみならず幅広いエコ住宅の支援策だ。補助金額は、費用の5%で上限は25万円なのだが、次の条件が付く。

対象施設・設備
* 断熱施工
* ペアガラス窓及びサッシ
* 自然冷媒ヒートポンプ給湯機(エコキュート等)
* 住宅用太陽光発電システム
* 住宅用風力発電システム
* 薪・ペレットストーブ
* 太陽熱温水器
* 潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ)
* 潜熱回収型石油給湯器(エコフィール)
* 家庭用ガスエンジンコージェネレーションシステム(エコウィル)
* 家庭用燃料電池コージェネレーションシステム(エネファーム)
* 窓ガラス用断熱フィルム
* 遮光カーテン
* LED照明
* 節水・省エネ型トイレ
* 屋上緑化
* 人感センサーライト
上記項目から3つ以上

つまり、太陽光発電設備だけでは駄目で、上記項目中から3項目以上が該当しなければならないのだ。住宅の新築ならほどんと問題なく対象となるだろうが、既存住宅に太陽光発電システムを設置しようとするときは、ついでに他の2つ以上の工事をしないと補助金の対象にならない、という点が要注意だ。

もうひとつ、対象金額は、合計額から国・市町村の補助金を差し引いた額だ、ということも要注意だ。

次に、石川県の県庁所在地である金沢市の補助金だが、これは結構渋い。1件あたり5万円だ。1キロワット当たり、ではなく、1件当たりの金額だ。もし4キロワットのシステムなら、1キロワット当たり1万円ちょっと、と補助金額としてはだいぶ少ない。

石川県の中核都市である小松市も、金沢市とまったく同じで1件あたり5万円だ。

石川県の市町村で比較的高額の補助金を出すのは、河北郡内灘町で、1キロワット当たり7万円、上限28万円だ。

石川の県・市町村の太陽光発電システム補助金が少ないのは、雪国で日照が少ないことから積極的に太陽光発電を推進する政策ではない、ということだろうか。


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