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カテゴリー:兵庫県

小野市と加東市の太陽光発電設置補助金

2011年06月16日(木)

今日は兵庫県の小野市、加東市の話題。神戸新聞サイトの6月15日記事「太陽光発電に熱視線 補助制度に応募急増 小野市」から一部を引用する。

東日本大震災以降、福島第1原発事故などで注目を集める太陽光発電。関西でも夏の電力不足が明らかになる中、県は住宅への設置の補助制度を設ける方針を決めた。北播磨では、昨年度から設置の補助制度を始めた小野市で、震災後に問い合わせが急増。加東市でも、本年度から補助制度がスタートすることもあり、北播磨でも太陽光への視線が熱を帯びそうだ。

太陽光発電の設置には本年度、国が1キロワット当たり4万8千円を補助する。それに加え、小野市では1キロワット当たり3万5千円(上限10万円)を補助。6月15日から受け付けが始まる加東市では、市内業者施工の場合、1キロワット当たり4万5千円(上限15万円)、市外業者の場合3万5千円(上限10万円)を補助する。

小野市には昨年度、年間72件計281・86キロワットの応募があった。目標の100件には届かなかったが、震災後の4~5月は問い合わせが急増し、応募は24件あった。担当者は「原発事故後、クリーンエネルギーが注目されている。この調子で100件までいくのでは」と期待を寄せる。加東市にも4月以降、市民や業者から約100件の問い合わせがあったという。

設置費用は、発電出力3・5キロワットの標準設備で約200万円だが、価格は下がりつつある。余剰電力は本年度は42円/キロワット時で買い取られ、10~12年で初期費用は回収できる見込みという。
...(C)神戸新聞

関東在住の私は両市を知らなかった。調べたところ、瀬戸内海に面した兵庫県明石市から北に三木市、小野市、加東市とあることがわかった。今日話題の2市は活断層の山崎断層の近くのように思う。

小野市の太陽光発電設置補助金は、1キロワットあたり3万5千円、上限10万円だ。この金額は最近の市町村の補助金のだいたい平均値のように思う。小野市は昨年は100件の予算枠のところ、72件しか応募がなかったそうだ。これは市民の意識の問題というより、市のPRに問題はなかっただろうか。ところが今年度は、震災後に問い合わせが急増している、とのことだ。

加東市の太陽光発電設置補助金は今年度から開始した。補助金額は、施工業者が市外のときは小野市と同じ、1キロワット当たり3万5千円、上限10万円だが、市内業者の場合は1キロワット当たり4万5千円、上限15万円と、かなり補助金額が増える。この数字は市町村レベルでは多い方だ。ほとんどの市民は市内施工業者を選択するだろう。もしろん加東市は太陽光発電設置の増加と地域振興と両方の目的で補助金を出す、ということだろう。

なお兵庫県のサイトを調べたが、県レベルで一般住宅への太陽光発電設置補助金制度のページを見つけることはできなかった。しかし上記引用記事によれば、その補助制度を設けることを決定した、とのことなので、今年度中には開始するだろう。そうなると、国・県・市町村レベルでかなり手厚い補助となることが予想される。

太陽光発電とリチウムイオン電池の独立電源装置

2011年05月21日(土)

神戸新聞サイトの5月20日記事”太陽光発電で「独立型電源」 兵庫で実験開始”から。

兵庫県立工業技術センター(神戸市須磨区)は19日までに、太陽電池パネルとリチウムイオン電池を組み合わせ、災害による停電時などに電気を供給する「独立型電源」の実証実験を始めた。将来は南あわじ市の離島、沼島に装置を設けて実験を進め、自然エネルギーの自給システム構築を目指す。
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独立型電源は、太陽光で発電した電気をリチウムイオン電池に蓄える仕組み。従来の電源からも充電できる。家電メーカーが既に製品化し、東日本大震災の避難所に簡易型を寄贈するなど、関心を集めている。

同センターの装置は、充電器などを手がける「テクノコアインターナショナル」(尼崎市)が実用化した独自の充電方式を採用。これまで難しかった電池容量最大限までの急速充電が可能になるという。

センター屋上に1キロワットの太陽電池パネルを据え付け、蓄電能力4キロワット時のリチウムイオン電池とつないだ。快晴なら1日の蓄電で100ワットの電球を25時間ともすことができるという。現在、効率よい蓄電方法や電池の性能などを検証している。

沼島では、未来島構想に絡んで、漁船をエンジンとモーターで動かすハイブリッド化が検討されており、将来は独立電源装置を島内に設置し、漁船の充電に活用する計画。...(C)神戸新聞

このたびの東日本大震災で脚光を浴びている、太陽光発電とリチウムイオン電池による独立電源の話題だ。災害などの停電時に電気を供給できるため、工業用の大型から個人用の小型までさまざまなタイプが話題になっている。今日の話題は、小型の方に属する装置だ。

太陽光パネルは、出力1キロワット。リチウムイオン蓄電池の能力は4キロワット時。この組み合わせで、快晴時の1日の蓄電で100ワット電球を25時間点灯できる、とのことだ。ということは、快晴1日の蓄電で約2.5キロワット時の充電ができたことになる。う~~ん、せっかくリチウムイオン蓄電池の容量は4キロワット時なのだから、もう少しアップしたい。このシステムは実証実験なので、その当たりも含めて実験しているだろう。

引用記事の最後に、漁船をエンジンとモーターで動かすハイブリッド化について書かれている。将来は、前記の独立電源装置を漁船の充電に活用する計画とか。類似の例は、このブログの3月30日記事「漁船と太陽光発電実験」で書いた。こちらは長崎県の事例だが、漁船のエンジンがハイブリッドではなくモーターのみの点を除けばほとんど同一例だ。この2つの事例から、今後は漁船も環境にやさしくなることが予想される。

太陽光を利用した温まる椅子

2011年05月16日(月)

太陽光発電を利用した温まる椅子の話題だ。毎日新聞サイトの阪神版5月12日記事「東日本大震災:温熱椅子と太陽光発電機材、岩手に 21日、尼崎の2企業 /兵庫」から一部を引用する。

◇「安全だから安心」

尼崎市の2企業が協力し、電気で温まる椅子と太陽光発電の機材を、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町の避難所に提供する。社長らが21日、現地に出発する。

提供する椅子は、「関西工事」(尼崎市東初島町)の「温芯浴ミニ悦」。木製で高さは46センチあり、36センチ四方の腰を掛ける部分には、炭素繊維のヒーターと保温に優れた平らな石約20個を敷き詰めている。電源を入れると、5~10分で温かくなる。

同社の久木元悦子社長(59)が、避難所の体育館の床でじっとしている被災者をテレビで見て、製品を届けることを思いついた。電源確保の問題を解決するため、太陽光発電機を販売する「みつば電気」(同市西難波町3)の役員、岡本光代さん(39)に相談し、セットで被災地に送る計画を立てた。

椅子の消費電力は8ワットで、今回提供するのは3台。太陽光発電機は快晴の下で1~2時間充電すれば、椅子がほぼ1日中使用できるという。
...(C)毎日新聞

兵庫県尼崎市の2企業のコラボ製品で、今回の東日本大震災の被災地に3セット贈るそうだ。

温まる椅子は木製で、腰をかける36センチ四方部分には炭素繊維のヒーターと、保温用の平らな石20個が敷き詰められている。ヒーターだけでなく、保温用に石を敷き詰めるアイデアが面白い。電源を入れると5~10分で温かくなるそうなので、予想よりは温まるのが早い。この椅子の部分を開発したのは尼崎市の関西工事という会社だが、このホームページを見てもこの話題は書かれていない。企業イメージアップの良いちゃんすなのに残念だ。

太陽光発電を利用した電源部分はやはり尼崎市のみつば電気という会社。このホームページにもこの話題は載っていない。

この太陽光発電の電源部分については、記事にはほとんど詳細情報は書かれていない。この会社のホームページを探すと、ポータブル太陽光発電機 ピカッとくんという製品ではないかと思われる。この製品なら、130ワット出力の太陽光パネル、130ワットのインバーター、バッテリーを装備した製品だ。この製品は車輪が付いており、任意の場所で任意の方向へ太陽光パネルを向けて使用できる。

引用記事によれば、快晴の元で1~2時間充電すれば、椅子をほぼ1日中利用できる、とのことだ。ということは、ヒーターの電力使用量はかなり少ないと思われる。事実、記事によればヒーターは8ワットだ。ホットカーペットを思い浮かべれば、8ワットというヒーターの出力がかなり小さいことが理解できる。その小出力で温まるため、熱容量の高い石を椅子に敷き詰める、といううまい戦略を採用した製品と言えよう。

淡路市役所に無料の急速充電器

2011年04月26日(火)

今日は淡路市の話題。読売新聞サイトの4月21日記事「淡路市役所 急速充電、一般に無料開放」から一部を引用する。

東日本大震災でエネルギーへの関心が高まる中、淡路市役所で20日、電気自動車を急速充電できる設備の一般開放が始まった。県と市が昨年設置した太陽光発電施設の電力を使い、無料で利用できる。淡路島内では一般利用できる充電設備はまだ少なく、県と市は「電気自動車普及の弾みにして、環境に優しい島をPRしたい」としている。

県は昨年度の事業で、同市役所と淡路夢舞台の駐車場、養父市の道の駅など5か所に計約1500万円で急速充電器を設置した。ほかの場所では1回約200円の利用料が必要だが、淡路市役所では、近くの太陽光発電施設「あわじメガソーラー1(ワン)」の電気が使えることなどから、当面は無料とした。

希望者は15分と30分のいずれかを市管財課で申請し、タッチパネルで指定して充電する。緊急時を除き、営業車などの利用はできない。

急速充電器(高さ1・6メートル、幅80センチ、奥行き70センチ)は市役所本庁舎駐車場に設置。普通充電器では8時間かかるところを、30分の充電で普通乗用車で約120キロ、軽乗用車で約80キロ走行できるという。利用時間は平日の午前8時30分~午後5時15分。

     ◇

県水大気課によると、県内で一般利用できる急速充電器は、県設置分を含め、自動車販売店など10か所にある。県は今年度、宿泊施設など55か所に普通充電器を設置するほか、企業などが設置する場合の補助も設ける。淡路市も市の事務所1、2か所に充電器を設置する予定で、「市内の充電器の普及状況を見ながら、有料化も検討したい」としている。(C)読売新聞

環境にやさしい電気自動車の普及のためには、急速充電器が街中に多数設置されていなければならない。そのため各自治体は、公的施設への設置を進め、また補助金で急速充電器設置を推進している。淡路市では、市役所本庁舎の駐車場に急速充電器を設置し、それを無料で開放した。画像のとおりだ。

この急速充電器は、通常の充電に8時間かかるところ、30分の充電で普通車なら約120キロ走る電力を充電できる。なお無料のため、営業車の利用は駄目、とのことだ。また残念なことに、利用時間は市庁舎が開いている平日日中に限られる。

淡路市が他の場所に設置した急速充電器は有料で、1回約200円の費用がかかる。しかし今回の市役所設置の急速充電器が無料なのは、その電力が淡路市のメガソーラー「あわじメガソーラー1(ワン)」で作られた電力だからだ。その淡路市のメガソーラーについては、このブログでも昨年2010年4月5日記事「淡路市の太陽光発電設備」でも紹介した。その太陽光発電設備は出力1000キロワットで、まさにメガソーラーだ。

なお兵庫県によると、県は今年度に55箇所に充電器を設置する、とのことだ。

今回の東日本大震災でガソリンが被災地のみならず全国的に大変不足した。これは流通や買占めの問題ではなく、政治の責任だった。もっと早く、大量に備蓄分を放出すべきだったし、被災地へは自衛隊が空輸すべきだったろう。それはさておき、今回のガソリン不足で、電気自動車への買い替えを考えた人も多いと思う。確かに電気自動車はガソリン車と比べると二酸化炭素排出の観点から圧倒的に環境にやさしい。しかし、当たり前のことだが充電には電力が必要だ。電気自動車が普及すると、現在の電力使用量に加え、電気自動車の充電のための電力も上乗せしなければならない。そうなると、ただでさえ電力が不足している昨今、今は息をひそめている原発推進派が息を吹き返す心配がある。電気自動車の普及は必須だが、太陽光などの自然エネルギーによる電力の伸長とバランスをとっての普及が望まれる。

ナガサキアゲハの太陽光発電

2010年05月25日(火)

このブログの3月22日に「伊丹市昆虫館の屋上にナガサキアゲハの太陽光発電」を書いた。そのとき引用したのは3月2日付けの朝日新聞サイト記事だ。今日の話題も同じ伊丹市昆虫館のナガサキアゲハだ。毎日新聞サイト5月22日記事「【兵庫】館内照らすエコアゲハ」から。

太陽光発電パネルを背負ったナガサキアゲハの巨大模型が兵庫県伊丹市の市昆虫館に登場し、先月末から発電で得た電力を館内の照明に利用している。

ナガサキアゲハは、かつて九州以南に分布が限られていたが、近年では関東北部でも確認されている。地球温暖化の指標として注目されており、同館は「身近な生き物と環境の変化や、自然エネルギーの利用を考えるきっかけになれば」としている。模型は原寸の約50倍で横7メートル、縦3・5メートル。計12枚の太陽光パネルで最大2・2キロワットの電力が得られる。(C)毎日新聞

前回引用記事と今回引用記事の内容に大差は無い。強いて言えば、前回記事が「小学生の環境学習用の教材や新設する花壇の放水ポンプの動力源などとして活用する」に対し、今回記事が「先月末から発電で得た電力を館内の照明に利用している」であることくらいか。

今回の記事は毎日新聞大阪版の「関西フォトジャーナル」の記事のようだ。なので、ニュース性はもう無い(朝日新聞の3ヶ月弱遅れ)記事が出たのだろうか。ただ「関西フォトジャーナル」らしく、写真は前回の朝日新聞記事に比べると秀逸だ。

前回ブログでは、伊丹市昆虫館サイトでこの特徴のある話題を載せていないことを指摘した。今日見ると、さすがに載っていた。トップページにこの画像があり、そこには

この設備は兵庫環境創造協会「ひょうごグリーンエネルギー基金」の助成を受けています。

とある。これは今まで知らなかった事だ。また企画展 おひさまと虫では

4階展望台からは温暖化によって分布を広げつつあるナガサキアゲハの50倍の模型が見下ろせます。なんとそれは太陽電池を背負っています。
発電量が大きい時は当館自慢のチョウ温室でたくさんのチョウが活発に飛んでくれます。

とある。太陽光発電による電力は温室の照明や暖房に使用されている、ということなのだろうか。


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