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カテゴリー:北海道

住宅の壁面に太陽光パネル

2011年08月08日(月)

47NEWSサイトの共同通信8月6日記事「ソーラーパネルを壁面に 豪雪地の住宅でも通年発電」から居一部を引用する。

雪深い地方でも年間を通じて太陽光発電できるよう、ミサワホーム北海道は、ソーラーパネルを住宅の屋根ではなく壁面に取り付ける技術を開発。旭川市でモデルハウスを公開中で、自然エネルギーへの関心の高まりを背景に、注目が集まっている。
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同社によると、豪雪地の旭川では冬の時期、屋根型のパネルは雪に覆われほとんど発電できない。このため、壁型パネルを取り付けた住宅を昨年11月に企画、半年がかりで完成させた。(C)共同通信

太陽光発電は低温ほど有利だ。従って寒い地方は太陽光発電に適している。ただし雪が無ければの話だが。豪雪地帯では雪の存在が太陽光発電の普及の大きな妨げになっていた。晴れていても太陽光パネルに積雪があると発電量はゼロだ。雪下ろしをしたくても太陽光パネルの表面はツルツルで滑りやすく危険。

そこで、住宅の壁面に太陽光パネルを取り付ける技術を北海道の住宅メーカーが開発した。実際にモデルハウスに取り付けるとこのようなイメージになる。

もちろん、壁面に太陽光パネルを取り付けると発電効率は下がる。通常は屋根の上に約30度の傾斜で南向きに太陽光パネルを設置するのがベスト、とされている。傾斜角度が90度になるのだから、夏至の頃の昼頃の発電効率はベストの設置と比較するとかなり落ちることが予想できる。

しかし、年間の発電量で見るとそれほど代わりはないのだろう。そのあたりのデータが見たい。発電効率が低いとしても、雪下ろしの手間・危険度または融雪装置設置費用よりはベターの解、ということなのだろうか。

東電子会社が北海道にメガソーラーを計画

2011年08月03日(水)

47Newsサイトの7月26日、共同通信記事「東電子会社がメガソーラー建設 北海道で検討、2万KW」から。

東京電力が60%出資する発電事業会社ユーラスエナジーホールディングス(東京)が、北海道白糠町に出力約2万1千キロワットのメガソーラーの建設を検討していることが、26日分かった。

白糠町によると、計画では同町と釧路市にまたがる釧白工業団地の同町側約46ヘクタールの敷地を予定。土地を所有する中小企業基盤整備機構と同社が協議を始めている。

ただ同社は、自然エネルギーで発電した電力の全量買い取りを電力会社に義務付ける再生エネルギー特別措置法案の成立を計画推進の前提としており、着工時期や事業費は未定。(C)共同通信

北海道のメガソーラーといえば、このブログでは1回しか話題にしていない。2010年1月5日記事「稚内の実証研究施設のメガソーラー」に書いた。これは、独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」のメガソーラーを稚内市が受け継ぐ施設。それ以外の新設のメガソーラーが今日の話題だ。

設置するのは(今や悪名高き)東京電力の子会社。北海道白糠町の工業団地に出力約2万1千キロワット、つまり約21メガワットもののメガソーラーを計画している。そのための46ヘクタールもの土地の取得交渉が始まったところだそうだ。

これを建設するのは公的とはいえ民間会社なので、自然エネルギーによる発電の全量買取制度の法律が成立することが建設の条件とか。そうでないと利益が少なくなるため止むを得ないか。

メガソーラーといえば、いまはソフトバンクが全国に設置する計画を発表し話題になっている。様々な自治体が候補地として名乗りを上げている。または、(胡散臭いと思ったのか)この話は検討しない、と宣言している県もある。

このソフトバンクのメガソーラー計画において、北海道は次の動きになっている。北海道新聞の8月2日記事「メガソーラー 苫東にも実験場 ソフトバンク、年内着工へ」から。

道内を含む全国10カ所程度のメガソーラーの建設を計画するソフトバンク(東京)の孫正義社長は1日、太陽光発電の実験プラントを、苫小牧市の苫小牧東部地域(苫東)に建設する意向を表明した。年内にも着工する方針。同社は帯広市でも実験プラント建設を計画しており、苫東は2カ所目となる。

同社を訪れた岩倉博文苫小牧市長らに、孫社長が明らかにした。(C)北海道新聞

ということで、北海道では帯広市と苫小牧市の苫小牧東部地域(苫東)に建設する予定のようだ。

北海道のメガソーラー、着々と進行しているようだ。

フェンスへ太陽光発電システム設置

2011年04月23日(土)

少し前だが、3月1日の毎日新聞サイト記事「札幌ドーム:太陽光発電、きょうから本格稼働 /北海道」から一部を引用する。

札幌ドーム(札幌市豊平区)の太陽光発電が1日から本稼働する。市内最大の太陽光発電で、敷地フェンス計326メートルにわたって設置された。

年約6万キロワット時を発電、ドーム内の空調機に使われ、ドーム全体の消費電力の0・6%を賄う。年間約26トンの二酸化炭素が削減できるという。周辺建物が太陽光を遮らない南側敷地境界線に設置し、羊ケ丘の自然景観に配慮して景色に溶け込む黒っぽい色調にした。
...(C)毎日新聞

札幌ドームに太陽光発電設備が導入された、という話題だ。この記事からは、敷地フェンス326メートルにわたって設置されたこと、年間発電量は約6万キロワット時であること、年間約26トンの二酸化炭素を削減できること、という情報しか得られない。札幌ドームのサイトを見たが、この太陽光発電に関するページは存在しなかった。このテーマは企業イメージアップの良いネタと私は思うのだが。。。

そこでネットを調べたところ、BPネットのケンプラッツの2月14日記事「432枚の太陽光発電パネルを設置、札幌ドーム」を見つけた。ただ内容は、太陽光パネルが432枚であること、このような概観画像が目新しい情報である程度だ。

この太陽光発電システムの大きな特徴は、フェンスに太陽光パネルを設置した、ということが、概観図からよくわかる。雪国なので、屋根の上への設置では除雪を考えなければならないので、除雪の手間を省くためフェンスに設置したものと思われる。もちろんフェンスへ太陽光パネルを設置すると、屋根にある傾斜をつけて設置するより効率は悪くなる。この太陽光発電システムの出力はわからない。年間約6万キロワット時の発電量とのことなので、通常の屋根などへの設置なら出力60キロワット程度のはずだが、フェンスへ垂直の設置で効率は悪いので、本来なら出力70~80キロワットの出力のはずがこのような数値となっているのではないか、と予想される。

画像からは太陽光パネルは通常のサイズのように思われる。もしこの太陽光パネルがシリコン結晶型なら1枚当たりの出力は0.2キロワットであり、このシステムは計432枚とのことなので、掛け算をすると出力は約86キロワットとなる。だいたい計算は合っていたようで、本来の平面への設置なら約80数キロワットの出力のシステムだがフェンスへ垂直の設置としたため60キロワット程度の出力しか得られない、ということだろう。とはいえ、積雪を考えると安上がりに太陽光発電システムを設置するにはこのようにフェンスへの設置も一つの解ではあるだろう。

稚内の実証研究施設のメガソーラー

2010年01月05日(火)

今日は稚内の話題。朝日新聞サイト北海道版1月4日付記事「太陽電池 セット完了 稚内メガソーラー」から。

■パネル2万8000枚 新年度に実証研究の仕上げ

稚内市郊外で建設が進んできた大規模な太陽光発電の実証研究施設(稚内メガソーラー)が昨年末、ほぼ完成した。フル稼働すれば総出力は5メガワットにも達し、研究用とはいえ、一般家庭約1700世帯分を賄う能力を持つ国内最大級の発電施設となる。
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独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」が2006年度から、同市と北海道電力に事業を委託して、10年度までの5年間で施設整備と研究を行う。
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「多結晶シリコン」「化合物系」など各種の太陽電池パネル約2万8千枚が取り付けられた架設台51基がずらりと並び、大容量のナトリウム・硫黄電池(NAS電池)の施設も併設された。現在は機器やシステムの調整中だ。

太陽光発電は化石燃料の代替エネルギーの主力として注目されているが、日照や天候に発電量が左右されるため、そのまま従来の送電網に接続すると電圧変動などの問題が起きる。NEDOは稚内メガソーラーで安定した電力供給の実証研究を進めて事業化にめどをつける一方、さまざまな太陽電池の比較や積雪寒冷・強風など過酷な自然環境による影響も調べている。

出力では三重県亀山市の電機メーカー工場にわずかに及ばないが、NAS電池併設は国内で唯一のため、内外の関心は高く、見学者が絶えないという。
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10年度は実証研究の仕上げに入り、終了後は同市に譲渡する見込み。市は公共施設への電力供給や研究、環境教育などに「稚内市営太陽光発電所」として運営・活用する方法を探っている。(C)朝日新聞

稚内市に建設中だったメガソーラーがほぼ完成した。これは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が北海道電力と稚内市に委託した実証研究施設。研究用ではあるが出力は5メガワットと、大規模だ。

この施設については経済産業省北海道経済産業局のホームページ「稚内メガソーラー見学会 施設概要」に概要が書かれている。それによれば、つぎのとおりだ。

稚内メガソーラー

大規模な太陽光発電の出力変動が電力会社の系統に与える影響を抑制・コントロールするため、発電した電力を一時的に蓄電池に貯蔵し必要な時に放出するシステム等を実証研究。(NEDOから研究委託)

<事業名>
「大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究」
<実証研究者>
北海道電力(株)、稚内市ほか
<事業期間>
平成18年度~22年度(予定)
<事業費>
70億円程度
<事業規模>
出力約5000kW

この研究の主目的は、メガソーラーの出力変動が電力会社の系統にどのような影響を与えるか、またどのようにコントロールするか、ということだ。要するにスマートグリッドのベーシックな部分の研究と言える。その変動を制御するため、発電電力を一時的に蓄電池に溜めて必要時に放出するシステムの研究もある。その他の研究テーマは、引用新聞記事にあるとおり、様々な種類の太陽電池パネルの比較、積雪・寒冷・強風による影響の調査だ。またその蓄電池として、大規模なナトリウム・硫黄電池(NAS電池)も設置された。このNAS電池は、Wikipediaのナトリウム・硫黄電池によると次の特徴を持つ。

ナトリウム・硫黄電池は、活物質であるナトリウムや硫黄を溶融状態に保ち...
従来の鉛蓄電池に比べて体積・重量が3分の1程度とコンパクト...
常温では動作しないため、ヒーターによる加熱と放電時の発熱を用いて、作動温度域(300℃程度)に温度を維持する必要がある。(C)Wikipedia

ナトリウムとイオウを溶融状態に保つため300℃という高温が必要になる。高温の金属ナトリウムは反応性が非常に高く危険な物質だ。はっきり言って住宅地には置きたくない蓄電池だ。日本ガイシと東京電力が製造・販売しているそうだが、かなり高価であると想像される。

話を戻してこの研究用メガソーラーは、2010年度が研究の最終年度だ。研究終了後は稚内市に譲渡する見込み、とのことなので、事業費70億円の大掛かりなプロジェクトは研究終了後は市民に役立つ施設となる。

北海道、太陽光発電の悪質業者を業務停止処分

2009年11月30日(月)

北海道の話題。毎日新聞サイト11月28日記事「業務停止命令:北海道、太陽発電の訪問販売業者に」から。

「光熱費がゼロ」などとうそをつき、太陽光発電装置(ソーラーシステム)を訪問販売したとして、北海道は27日、「ワールドエナジー」(札幌市、荻野正義社長)と「サン・ビックプライス」(東京都港区、同)に対し、特定商取引法に基づき12カ月間の業務停止命令を出したと発表した。ソーラーシステムの販売トラブルが急増しているが、訪問販売業者の処分は全国初という。

道によると、2社は「太陽光発電をモデル施工させてくれる家を探している」と、消費者宅を訪問。「光熱費が一切かからなくなる」などと説明し、オール電化設備などを約300万~900万円で販売していたという。(C)毎日新聞

北海道は太陽光発電の悪質な業者に12ヶ月の業務停止命令を出した。その業者は「ワールドエナジー」と「サン・ビックプライス」と記事には書いてある。どちらも社長は同じ人物なので、この2社は表裏一体の会社だろう。

各サイトを調べた。もちろん今回の処分については書いていない。そもそも「ワールドエナジー」サイトには会社概要が書いていない。会社のサイトに会社概要が無いような会社は信用できない。悪質業者を見抜く一つの方法だ。

一方、「サン・ビックプライス」のサイトには会社概要は書いてあった。それによると、年間売り上げは2004年9月度の時点で約60億円だ。これは5年前の数字だがその後の数字は書いていない。売り上げが5年前の金額を平気で載せている会社も信用できない。これも悪質業者を見抜く一つの方法だ。

これらの会社は、光熱費がゼロになる、という甘言でセールスしたとして処分された。この光熱費ゼロは、ゼロエネルギーシステムに書いてある内容と思う。これは別にどうということもない太陽光発電とオール電化の概念図だ。ただ、太陽光パネルの面積が広ければ、1年をトータルすると余剰電力が生ずるがそれを「光熱費ゼロ」というには論に飛躍はある。まして寒い北海道、暖房の灯油代もかなりかかるだろうし。処分を受けたということは、解約要求にも応じないなど、セールスがかなり悪質なのだろう。おそらく社長が、客をだましてでも契約を取って来い、という厳しい営業を強いている会社と想像する。


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