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カテゴリー:愛知県

愛知県の大規模太陽光発電所

2011年08月20日(土)

46NEWSサイトの8月20日共同通信記事「国内最大の太陽光発電計画 三井化学など、愛知県に」から。

三井化学や東芝、三井物産などが大規模太陽光発電所(メガソーラー)の共同建設を計画していることが20日、明らかになった。出力は5万キロワットと国内最大で、投資額は約200億円。2013年からの電力販売を目指す。

電力会社に対し、太陽光など自然エネルギーの買い取りを義務付ける再生エネルギー特別措置法が成立する見通しであることから、売電の採算が向上すると判断した。発電所は愛知県田原市に三井化学が所有する土地(約80万平方メートル)に建設する予定で、発電した電力の全量を中部電力に販売する方針。(C)共同通信

このブログでは愛知県のメガソーラーについて話題になったことはなかった。このたび、愛知県で三井化学や東芝、三井物産などが共同でメガソーラー建設を計画している、というニュースだ。

その規模は、なんと出力5万キロワット、ということは50メガワット。もちろんこれは国内最大だ。いままで国内のメガソーラーはほとんどが電力会社の設置だった。しかし今回は、日本最大規模であるのに電力会社ではなく一般企業が計画していることが大きな特徴だ。

もちろん、一般企業がメガソーラーを計画する背景は、自然エネルギーによる電力の全量買取を定めた法律が成立する見通しであることが大きい。

この5万キロワット出力のメガソーラーの建設費は約200億円とのこと。割り算をすると、1キロワット当たりの設置費用は40万円となる。これはメガソーラーなら順当な数値だろう。

今後、一般企業のメガソーラー設置の話題の増えることが予想される。

名古屋市の太陽光発電設置補助金の追加枠

2011年07月28日(木)

毎日新聞サイトの7月23日付け愛知版記事「名古屋市:住宅用の太陽光発電補助、人気で1400件分追加へ /愛知」から一部を引用する。

名古屋市は住宅用の太陽光発電設備の設置補助枠を1400件追加し、8月24日から新たに申請を受け付けることを決めた。当初予定していた500件分を6月に募集したところ希望者が殺到したため、急きょ補正予算で2億7800万円を確保した。

市は国から出る1キロワット当たり4万8000円の補助金に同額を上乗せする形で補助する。市内の住宅に新規で設置する個人・法人が対象だ。

今年度初回の500件分は6月9日に募集を開始。だが、初日だけで募集枠の2倍近い993件の申請があった。その後も、市役所には「補正予算は組むのか」「次はいつ募集するのか」との問い合わせが相次いでいるという。...(C)毎日新聞

名古屋市の今年度の初回の太陽光発電設備設置補助金については、このブログの6月10日記事「名古屋市の太陽光発電設置補助金」で書いた。受付初日の6月9日に枠上限の500件の約倍の申し込みがあり、初日だけで受付は中止となり抽選により補助金先を決定、というニュースだった。

そこで名古屋市は補助金枠を追加し、補正予算を措置した。今回追加の補助金枠は1400件。初回が500件だったので、その3倍近い件数だ。その追加枠の予算は2億7800万円とのことだ。割り算をすると、今回の補正予算では補助1件当たり約20万円となる。

ただ、この追加枠については、名古屋市のホームページでは見つけることができなかった。市民が必要としているニュースは早急にホームページで公開する必要があるだろう。

なお名古屋市ではこの太陽光発電設備設置補助金の他に、太陽熱利用システム設置補助も行っている。これは太陽熱を利用する、太陽熱温水器、ソーラーシステムが対象だ。補助金額は、「集熱器1平方メートルあたり1万円(上限10平方メートル)」という基準だ。それほど大きな金額ではないが、名古屋市は太陽エネルギーすべてを利用するシステムに補助を出していることになり、好ましい。

高速道路設置の太陽光パネル

2011年06月13日(月)

産経新聞のIZaサイト6月10日記事「京セラ、高速道路で太陽電池供給」から。

京セラは10日、中日本高速道路が管理する「名古屋第二環状自動車道(名二環)」に太陽電池モジュール約9500枚を供給したと発表した。出力は約2メガワットと、国内高速道路に設置された太陽光発電システムとしては最大規模。

設置したのは名二環の植田地区、有松地区、鳴海地区の3カ所。これらの年間発電電力量は、一般家庭約460世帯分に相当する。発電した電力は照明や料金所などの電力の一部として使われ、これにより名二環の年間消費電力量の約40%を賄う。

また、周辺のマンションなどへの配慮から、表面ガラスの処理で太陽光の反射を分散する「防眩タイプモジュール」を採用した。(C)産経新聞

名古屋第二環状自動車道の太陽光発電設備については、かなり前(約1年半前)だが2010年1月21日にこのブログに書いた。「出力2メガワットもの太陽光発電が高速道路に設置」という記事だ。その記事でもやはり同じ産経新聞系サイトからの引用だった。その時点では、太陽光パネルの枚数は1万枚、そしてそのメーカーは不明だった。

今回の引用記事で、その太陽光パネルのメーカーが京セラであることが判明した。そして太陽光パネルの枚数は、少し減って約9500枚とのこと。

太陽光パネル9500枚で出力約2メガワットなので、割り算をすると、この太陽光パネル1枚当たりの出力は約0.21キロワットとなる。おそらくシリコン単結晶系の太陽電池によるパネルだろう。

なお今回の引用記事で、もうひとつ新たにわかったことがある。それは、太陽光パネルの表面に太陽光を反射しない「防眩タイプモジュール」を最小した、ということだ。通常は太陽光パネルの表面はガラスなので光の一部を反射してしまう。近隣の住民への配慮で、光を反射しにくいタイプにしたとのことだ。もちろん、光を反射しないほうが太陽エネルギーの有効利用につながるだろうが、変換効率の差はわずかだろうと思う。

名古屋市の太陽光発電設置補助金

2011年06月10日(金)

名古屋市の太陽光発電設置補助金の話題。中京テレビサイトの6月9日記事「太陽光発電の補助金申請に行列 名古屋市」から一部を引用する。

名古屋市は9日、太陽光発電を自宅に設置する人を対象にした補助金の申請の受け付けを始めた。先着500件のところに申し込みが殺到し、天白区の窓口の前には長い列ができた。名古屋市内で昨年度までに住宅に太陽光発電が設置されたのは約6000件。これをさらに増やそうと、名古屋市が独自に補助金を出すことにしたという。...
自然エネルギーへの関心が高まったためか、名古屋市の窓口には9日夕方までに先着500件を超える申し込みがあり、受け付けは9日だけで終了。今後、抽選で補助金を支給する人を決めるという。(C)中京テレビ

名古屋市の太陽光発電設置補助金は大変な人気となり受付初日で枠に達した。その補助金額だが、名古屋市サイトの平成23年度名古屋市住宅用太陽光発電設備設置費補助事業によれば、補助金額は1キロワット当たり4万8千円、上限10キロワットだ。この補助金額の1キロワット当たり4万8千円は、市町村レベルの補助金としては最近の金額では多い方に属する。また上限10キロワットはかなり高い数値だ。一般家庭ではせいぜい5キロワットくらいまでだろうから、小規模事業所も補助の対象としているのだろう。事実、補助対象に法人もOKだ。

募集は6月9日からで、募集枠は500件程度、厳密には補助対象の出力累計が2000キロワットまで、とのこと。これで名古屋市の予算枠がわかる。2000キロワット×4万8千円 = 9600万円だ。約1億円近い補助金。市町村レベルではかなり多い予算で、名古屋市の太陽光発電に対する意気込みが窺われる。

そして昨日、6月9日から受付となったが、引用記事によれば受付窓口には長い行列ができたそうだ。市のホームページにある申請状況ページによれば、初日で受付総数は約倍の977件となり受付は終了。そして6月14日に公開で抽選を行う、とのことだ。

市民の太陽光発電に対する意識が震災・原発事故後に急速に高まっているのを感ずる。

太陽光パネルと保水セラミックス

2011年04月08日(金)

このブログの昨日の話題太陽光パネルに水を流して発電効率アップは、太陽光パネルの表面温度を下げるためパネル内部に水を流しその温まった水を温水として利用する、という話題だった。今日の話題も、太陽光パネルの温度を下げる話題だ。毎日新聞サイトの3月29日記事「太陽光発電:INAX・大同大、保水セラミックス実験 原発依存軽減へ一翼 /愛知」から一部を引用する。

冷やして効率アップ 原発依存軽減へ一翼担う

INAX(常滑市)は、高い保水性能と蒸発性能を持つ「保水セラミックス」を太陽電池の冷却に利用して、発電効率を向上させる実験を「あいち臨空新エネルギー実証研究エリア」(同市りんくう町)で開始した。原子力発電への依存を減らすことも期待されている。

大同大工学部の佐藤義久教授(電気電子工学)との共同研究。太陽電池は表面温度25度で最も発電効率が高くなるが、日差しの強い夏場は効率が1~2割落ちてしまう。

実験では、水を吸収しやすい毛細管を持つ保水セラミックスを太陽電池パネルの裏側に張り付けて散水。水が蒸発する際の気化熱を利用して太陽電池を冷やす。実験は2年間行い、大規模な太陽光発電所での実用化に結びつけるという。

太陽電池は2050年には、総発電量の1割の1億キロワットを占めると予測されている。佐藤教授は「発電効率を10%上げることで東日本大震災で不安視されている原発への依存を減らすことも期待できる」と話している。
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常滑市のINAXの「保水セラミックス」を太陽光パネルに利用する。「保水セラミックス」は高い保水性能と蒸発性能を持つが、それは水を吸収しやすい毛細管がその構造中にあるためだ。

原理は、太陽光パネルの裏側にこの「保水セラミックス」を貼り付けて裏を散水すると、水が蒸発するときの気化熱で太陽光パネルの温度が下がる、という原理だ。画像のイメージだ。裏側から散水する必要があるので、陸屋根に太陽光パネルの架台を設置するタイプでないと設置は困難だろう。散水設備も必要なので、恐らくビルの屋根に設置することを想定していると思う。ということは、このシステムは大規模システム向きだ。

このような太陽光パネル表面温度を下げる技術は、今後多岐にわたって開発されるだろう。


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