2010年1月 | 燦燦太陽光発電.エコ

2010年1月

山梨県の太陽光発電設置補助金

2010年01月01日(金)

このブログにおける山梨県の話題は県内に建設される(た)メガソーラーの話題が主だった。今日の話題は県の太陽光発電設置補助金について。読売新聞サイトの山梨版12月27日記事「太陽光発電、企業も補助県が来年度から家庭向けは継続」から一部を引用する。

太陽光発電の設置について、横内知事は26日、来年度から企業を対象とした補助制度を新たに設けることを明らかにした。また、県が今年度実施している、一般家庭への補助制度を来年度も継続する考えを明らかにした。

知事は太陽光発電の設置を進める「ソーラー王国やまなし」を打ち出しており、来年度も本格的に取り組む姿勢を示した形だ。

横内知事が同日、読売新聞の取材に対し、「来年度は企業の太陽光パネルの設置や、省エネなど地球温暖化対策のための設備の改善にも支援措置を講じたい」と述べた。補助制度の対象となる企業は、二酸化炭素の排出抑制に取り組んでいる事業者が対象になるとみられる。

また、「(一般家庭の補助は)来年度もやる」と明言し、「住宅の太陽光パネルの設置率を全国1位にしたい」とも語った。補助の方式の変更や、補助額の上乗せなどについては今後、調整する。

県環境創造課によると、現在の県の太陽光発電の補助制度は、一般家庭がローンを組んで設置した際、利子分を10万円を上限に補助する。予算は380件分(3800万円)で、補助の申請件数は予算分をほぼ達成したという。(C)読売新聞

この記事の要点は2つ。山梨県の来年度の太陽光発電設置補助金は企業も対象とすることと、来年度も一般家庭への補助を継続する、ということだ。

企業への太陽光発電設置補助金は県レベルとしては珍しい。

また一般家庭への設置補助金も継続、とのことだ。ただこの補助金は、10万円を限度とする利子補給だ。今年度の予算規模は3800万円とのことなので、県レベル補助金としては小額だ。

記事によれば山梨県知事は太陽光発電の設置を進める「ソーラー王国やまなし」というキャッチフレーズを推進しているようだが、しっかりした予算措置があっての「ソーラー王国やまなし」と思う。もしソーラー王国を目指すのなら数億円規模の太陽光発電設置補助金予算を講じるべきだろう。

アーケードに太陽光発電とLED照明を設置

2010年01月02日(土)

このブログではなぜか山梨県の話題が多い。昨日の記事「山梨県の太陽光発電設置補助金」もそうだった。その記事にあるとおり、県が「ソーラー王国やまなし」を目指しているので県民の太陽光発電に対する意識が高いのだろうか。今日も山梨県の話題で、1月1日付の読売新聞サイト記事「商店街に太陽光パネル 甲府オリオン通り」から一部を引用する。

甲府市中心部の商店街「オリオン通り」のアーケードの屋根を全面ガラス張りに改修するのに伴い、商店主たちでつくる「甲府城南商店街振興組合」(輿石陽(みなみ)理事長)は屋根に太陽光発電パネルを設置することを決めた。照明には消費電力が少ない発光ダイオード(LED)を使うことも決め、その電力を太陽光発電で賄う。商店街での太陽光発電の共同運用は県内初めて。

アーケードは南北に長さ50メートル、幅6メートル。太陽光パネルは屋根の中央部に幅2メートルで南北に並べ、ガラスの中に挟み込んで屋根と一体化させる計画だ。出力は10キロ・ワット前後になる見込み。屋根の高さは現在の6メートルから9メートルに上げ、開放感を高める。
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照明代は、LEDを使うことで年間120万円程度に節約できる見込みで、太陽光発電の電気を売電した代金を充てる。

改修の総事業費は約1億3500万円。3分の2は経済産業省からの補助金を見込んでいる。今年2月に申請する予定で、補助が決定すれば、5月に着工し、9月に完成する予定だ。
...(C)読売新聞

甲府市中心部の商店街のアーケードの改修の話題だ。アーケードの屋根に太陽光パネルを設置する。アーケードは長さ50mというから結構長い。その屋根の中央部の幅2mに太陽光パネルを設置する、とのこと。最大出力は10キロワット程度、というから一般家庭2,3軒分の発電能力だ。もちろん照明は、電力使用量の少ないLEDに変える。

太陽光発電の特徴は、太陽光パネルをアーケードのガラスの中に挟みこんで屋根と一体化させる、ということだ。これだけでもかなり価格が高くなりそうだ。かつ、アーケードの高さを6mから9mにアップ。これらすべての改修費用は約1億3500万円と、かなりの金額だ。ただこのうちの2/3は経済産業省からの補助金を見込んでいるそうだ。

アーケードの改修で照明をLEDにするところまでは全国でよくある話と思うが、さらに太陽光発電システムを設置するのは太陽光発電への意識の高い山梨県ならでは、かもしれない。

エコな福袋

2010年01月03日(日)

朝日新聞サイト神奈川版の12月28日記事”福袋 アイデア競争 「エコ」「イエナカ」”から。

暮れも押し迫り、百貨店などでは「福袋」の準備が進む。以前は中身がわからないのが多かったが、最近は数百万円の乗用車や宝飾品など、バラエティーに富んだ中身があらかじめわかり、抽選で購入の権利が得られるものが目立つ。時流に合わせて「エコ」や室内で過ごす「イエナカ」を意識した商品も。消費低迷が続く中、各店が趣向を凝らしている。
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京急百貨店の目玉はエコ意識の高まりを受けて設定した「オール電化 太陽光発電システム」福袋。ソーラーパネルと電気給湯器「エコキュート」、IHクッキングヒーターの3製品を、施工費なども含めてセットで1人に201万円で販売。通常は500万円以上の価格という。(C)朝日新聞

引用記事の最初にあるとおり、以前の福袋は買ってみるまでは中身がわからないのが通常だった。自分にとって不要な物も入っているため福袋は結局は損、と以前は思っていたが最近は予め中身がわかり抽選、という福袋もあるようだ。

この京急百貨店の福袋は大変なお得。太陽光発電システム+エコキュート+IHクッキングヒーター+施工費が201万円。これはおどろきの安さだ。通常は太陽光発電システム+施工費が200万円程度なのだから。この福袋は1人のみとのことなので、申込みが殺到して抽選になったことは間違いない。

太陽光発電システム付き住宅の福袋

2010年01月04日(月)

このブログの昨日の記事「エコな福袋」は太陽光発電システムなどの福袋の話題だった。今日は福島県の福袋の話題。12月30日付の毎日新聞サイト福島版記事「福袋:不況時こそ初売り、福袋商戦に商運懸ける--百貨店・スーパー /福島」から一部を引用する。

福島市の中合福島店は創業180周年を記念し、1万8000~1800万円の福袋を用意し、既に予約を受け付けている。1800万円は太陽光発電システムを備えた一戸建て住宅(土地別)で、数十件の問い合わせがあるという。
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郡山市のうすい百貨店は、例年より1000個多い1万2000個の福袋を用意する。1000円からあり、最も高額な2500万円はやはり新築一戸建てだ。
...(C)毎日新聞

福島市の中合福島店の最高価格の福袋は1800万円。これは太陽光発電システムを備えた一戸建て住宅で、もちろん土地は別だ。この1800万円という数字は同店が180周年であることにちなんだようだ。この福袋戸建住宅がどれほどお得なのかはよくわからない。同店のホームページでもこの福袋については見つけることができなかたった。ただ、上記記事は12月30日のものだがその時点でこの福袋の戸建住宅に数十件の問い合わせがある、というから、かなりお得な価格であることは間違いないようだ。

もうひとつの郡山市のうすい百貨店の最高価格福袋は2500万円の戸建住宅だ。ただこれが太陽光発電付きかどうかは不明だ。同店のホームページでも確認できなかった。

それにしても最近の福袋にこのような極めて高額なものがあることに驚いた。

稚内の実証研究施設のメガソーラー

2010年01月05日(火)

今日は稚内の話題。朝日新聞サイト北海道版1月4日付記事「太陽電池 セット完了 稚内メガソーラー」から。

■パネル2万8000枚 新年度に実証研究の仕上げ

稚内市郊外で建設が進んできた大規模な太陽光発電の実証研究施設(稚内メガソーラー)が昨年末、ほぼ完成した。フル稼働すれば総出力は5メガワットにも達し、研究用とはいえ、一般家庭約1700世帯分を賄う能力を持つ国内最大級の発電施設となる。
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独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」が2006年度から、同市と北海道電力に事業を委託して、10年度までの5年間で施設整備と研究を行う。
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「多結晶シリコン」「化合物系」など各種の太陽電池パネル約2万8千枚が取り付けられた架設台51基がずらりと並び、大容量のナトリウム・硫黄電池(NAS電池)の施設も併設された。現在は機器やシステムの調整中だ。

太陽光発電は化石燃料の代替エネルギーの主力として注目されているが、日照や天候に発電量が左右されるため、そのまま従来の送電網に接続すると電圧変動などの問題が起きる。NEDOは稚内メガソーラーで安定した電力供給の実証研究を進めて事業化にめどをつける一方、さまざまな太陽電池の比較や積雪寒冷・強風など過酷な自然環境による影響も調べている。

出力では三重県亀山市の電機メーカー工場にわずかに及ばないが、NAS電池併設は国内で唯一のため、内外の関心は高く、見学者が絶えないという。
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10年度は実証研究の仕上げに入り、終了後は同市に譲渡する見込み。市は公共施設への電力供給や研究、環境教育などに「稚内市営太陽光発電所」として運営・活用する方法を探っている。(C)朝日新聞

稚内市に建設中だったメガソーラーがほぼ完成した。これは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が北海道電力と稚内市に委託した実証研究施設。研究用ではあるが出力は5メガワットと、大規模だ。

この施設については経済産業省北海道経済産業局のホームページ「稚内メガソーラー見学会 施設概要」に概要が書かれている。それによれば、つぎのとおりだ。

稚内メガソーラー

大規模な太陽光発電の出力変動が電力会社の系統に与える影響を抑制・コントロールするため、発電した電力を一時的に蓄電池に貯蔵し必要な時に放出するシステム等を実証研究。(NEDOから研究委託)

<事業名>
「大規模電力供給用太陽光発電系統安定化等実証研究」
<実証研究者>
北海道電力(株)、稚内市ほか
<事業期間>
平成18年度~22年度(予定)
<事業費>
70億円程度
<事業規模>
出力約5000kW

この研究の主目的は、メガソーラーの出力変動が電力会社の系統にどのような影響を与えるか、またどのようにコントロールするか、ということだ。要するにスマートグリッドのベーシックな部分の研究と言える。その変動を制御するため、発電電力を一時的に蓄電池に溜めて必要時に放出するシステムの研究もある。その他の研究テーマは、引用新聞記事にあるとおり、様々な種類の太陽電池パネルの比較、積雪・寒冷・強風による影響の調査だ。またその蓄電池として、大規模なナトリウム・硫黄電池(NAS電池)も設置された。このNAS電池は、Wikipediaのナトリウム・硫黄電池によると次の特徴を持つ。

ナトリウム・硫黄電池は、活物質であるナトリウムや硫黄を溶融状態に保ち...
従来の鉛蓄電池に比べて体積・重量が3分の1程度とコンパクト...
常温では動作しないため、ヒーターによる加熱と放電時の発熱を用いて、作動温度域(300℃程度)に温度を維持する必要がある。(C)Wikipedia

ナトリウムとイオウを溶融状態に保つため300℃という高温が必要になる。高温の金属ナトリウムは反応性が非常に高く危険な物質だ。はっきり言って住宅地には置きたくない蓄電池だ。日本ガイシと東京電力が製造・販売しているそうだが、かなり高価であると想像される。

話を戻してこの研究用メガソーラーは、2010年度が研究の最終年度だ。研究終了後は稚内市に譲渡する見込み、とのことなので、事業費70億円の大掛かりなプロジェクトは研究終了後は市民に役立つ施設となる。


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